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色川の詳細情報
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| 店名 | 色川(いろかわ) |
|---|---|
| ジャンル | うなぎ |
| TEL | 03-3844-1187 |
| 住所 | 東京都台東区雷門2-6-11 |
| 営業時間 | 11:30~13:30 17:00~20:30 |
| 定休日 | 日曜・祝日 |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 (予算分布) [夜] ¥2,000 ~¥2,999 | [昼] ¥2,000 ~¥2,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 (用途分布) 友人・同僚と | 一人で |
| 初投稿者 |
|
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4.37
3.93
4.42
3.90



うまい。うまいんだけれど、ね…。
でも、いろいろバイアスがかかっちゃったから、正確な判断が難しくなっちゃったなあ。
「味」についての結論だけを先に書いておくと、今日のところは4.0。「うなぎ」にかぎっていえば3.5。残りの0.5は、たれのうまさに。
で、なぜこんなに困っているかは、こんな理由なのだ。
花見の流れで1年半くらい恋焦がれた「色川」の引戸を開いた。カウンターのむこうの店主と目が合う。2人。僕がそう言うと、店主は黙って入口近くのテーブル席を指し示した。
そこに座る。店内は、4人用のテーブル席が2つ、カウンター席が7、8席だろうか。平日の1時過ぎのせいか、見える範囲では我々以外に客は3人。ひょっとすると奥に小座敷があるのかもしれない。
店内は、古い。でも、あまり汚くはないな、そう思ってテーブルに座ると、使い込んだテーブルのそこここにうなぎのたれが飛び散っている。
おばあちゃんがお茶をもって現れた。ふいてくれるのかな、と思ったら、お茶を出しただけで引っ込んでしまった。あれれ…。まあ、手をつかなければ、いいか。
ふたたびおばあちゃんが現れ、注文したビールを黙って置いていく。さっきも今回も「ありがとう」と言っているのに、おばあちゃんはそれに言葉を返すのもしんどそうに、ちょっと上目で見て、そして、よちよちと奥に引っ込んでしまった。多くを求めるつもりはないけれど、ちょっと悲しいじゃないか…。
鰻重の上(1900円)を注文をして10分もたたないうちに、店主が重箱を持ってきた。
1年半、食べたいなあと思い続けてきたうなぎだ。ふたをあける。
重箱に垂直に、うなぎが三柵たてに並んでいる。
え?
うなぎのあちこちが破れて、下のごはんが見えている。
やぶれた部分のうなぎは、どこへ行ってしまったのか、跡形もなく消えうせている。
なに、これ?
呆然とした。
でも、まあ、うまきゃあいいか…。
気を取り直して、食べ始めた。
うまい。
うまいよ。
でも、このうなぎ、やわらか過ぎないか?
やわらかいうなぎといえば、宮川本店を思い出す。宮川のうなぎは、口に運ぶと、うなぎがとけるようにほぐれる、という感じだ。「やわらかい」というのはそういうことだと思っていた。
でもここのは、口に運ぶ以前にほぐれてしまう。うなぎを箸で少し切って、ごはんの上で移動しようとした。すると、3センチ四方のうなぎのかたまりを移動しようとしただけで、うなぎが千切れて、3つにも4つにも分解してしまう。「やわらかいうなぎ」というより、「へたっている」のか…。力がないとも言える。しかも薄すぎる…。ちょっとこれは…。
でもね、うまい。
ね、困るでしょ?
ひょっとしたら、もっと寒い時期に訪れるべきだったのだろうか? もううなぎがやせはじめているのだろうか?
食べ終えて、外に出る。個性的な店主だったな、と思った。
「早く注文をしろ」という注文を、僕は受けた。でも僕は、ここの店主には好感をもてた。彼の印象についてネガティブな書き込みもかなりあったが、僕には彼が、相当に客に気をつかう人柄のように感じられた。
その、彼の人柄についての感想も含めて、この店については、バイアスがかかりすぎた。
まず、別のグルメサイトでは、星5つの評価が並ぶほど、この店は評判がよかった。その分、僕は、アナウンス効果に支配され、必要以上に期待してしまったきらいが、ある。
僕は、うなぎが大好物で、かなりの数のうなぎやを訪ねてきたつもりだったけれど、この店は、1年半前に突然、高評価とともに僕の耳に入ってきたのだ。そして、そんなにすごいうなぎやがあるのか…という驚きとともに、食べてみたいという思いはつのった。
そうした前評判や期待が大きかったからこそ、入ってすぐのテーブルの汚れや、おばあちゃんの対応、しまいには、うなぎのあちこちが破けていたことなどによって、必要以上に大きなマイナス点をつけてしまいそうだ、と思った。そういう冷静さを欠いた判断はしないようにしようと、強く思った。だからこそ、困っている。
これがもし、うなぎがきれいに盛り付けられていたら、僕はすっきりと4.0とか4.5をつけることができたと思う。
でも、結局は、いろいろなことが重なって、僕は正確な判断をくだせずにいる。
今日のところは、いちばんはじめに書いたように、うなぎに3.5、とてもすっきりとした味の「たれ」に+0.5だ。たれがあれだけうまいのだから、もう少し力があって、きちんと盛り付けられたうなぎが出てくれば、相当に満足するはずだ。
サービスや雰囲気は、残念ながら、あまりいい印象ではない。仕方ないだろう。
もう一度。そうは思っている。それくらいの旨さが、このうなぎには確かにあった。