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| 店名 | 分とく山 (わけとくやま) |
|---|---|
| ジャンル | 懐石料理 |
| TEL | 03-5789-3838 |
| 住所 | 東京都港区南麻布5-1-5 |
| 営業時間 | 17:00~21:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| 平均予算 |
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| 用途 |
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| 初投稿者 |
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この店に来るのはほぼ4年ぶりか!?現在の店舗になってからは初めて。
よく前は通るのだが以前の分かりづらい場所から急激にメジャーになった気がしてなんとなく敬遠してた。(元々メジャーではあったのだけど・・・)
1階のテーブル席へ、外観はイヤラしいチックな建物だ、と思っていたが中へ入ってみると落ち着いていい居心地である。
相変わらず御主人がいる・・・とく山でもこの店でも彼が居なかったという経験がない、以前の店舗のときは前の道をゲタをはいて両店舗の間を行ったり来たりしてる姿をよく見かけた。
「ふぐの白子のみぞれ小鍋仕立て」からスタート、
食べた瞬間このお店のモードが甦る、魚でも野菜でも素材が飛びぬけて新鮮、新鮮で当たり前、他の店とは「新鮮」が違う・・・もちろん違うのは素材の質だけではなくそう味わわせる技術だろう。
味や香りだけではなくお箸で持った感じや歯ざわりも
“alive” である。
「おぉ、この野菜にはこんな味が隠れていたのか!」と感心すること多数。
付け合せや八寸まで隙無し、持ち味が発揮されてない食材など皆無と言っていい、今こうやって書いててもそれぞれの味や香りがクッキリ思い出される。
貝がらに乗ったの八寸/白魚の豆腐の御椀/鯛のお造り/あぶらめとうどの小鍋仕立て/鮭の焼き物と田楽/鮑とチーズのキモ焼き/竹の子ときのこの揚げ浸し/そして御飯・・・。
御椀の塩味が強すぎたのと「鮑の磯焼き」がワンパターンなこと(もちろん美味しいしアレンジもなされているのだが)以外はパーフェクト、
特に美味しかったのが「あぶらめの小鍋仕立て」、出汁・あぶらめ・うど・水菜・こんぶ、と全ての素材が明確な輪郭を持った美味さを発揮していて
しかもそれぞれがぶつかっていない、こりゃウマかった。
こんな店をつかまえて今更「旨くなった」なんて言うのは失礼千万な話だが、以前は単調で奥行きにかけると思っていた出汁の味に縦軸だけではなく横軸の広がりが加わった気がする。
この出汁は突き詰めていくと関西系の出汁ではなく蕎麦屋や天婦羅屋に通ずる関東系の出汁だと思う、
和食のお店では梢やえさきもこれと同じ方向の味付け・・・しかしこのお店は精度が違う、ミリ単位でギリギリのところでバランスをとった美味さ!
和食は関西料理でなくては口に合わんと思っていたが「こういう美味しいがあったのか」と関心させられる、まぁ好みや食体験、国境の壁を越えて美味しいですヨ、このお店は。
さて御飯は・・・目刺しと香の物???
ありゃ、どこかの店で見た風景だ・・・そういえばこのお店、感じるポイントが「かの店」と似ている。
どちらも純朴を売りにする料理、しかしあちらの料理には「華」を感じるが、こちらには感じない。
まぁあちらは「涼しい顔した確信犯」だがこちらは「素朴で不器用」、そして目の前で作っていないのも関係してるかも知れない・・・。
で、その御飯、以前はいつも混ぜ御飯だったが今日は白御飯、これも「かの店」と一緒。
僕はおこげが好きじゃないので「かの店」の大きな土鍋で炊いた御飯の「おこげ無し」のほうが好き、しかしそこさえ除けば・・・まぁ旨いわな。
御飯御の一粒に至るまでお箸に触れるものに存在感のないものが一つたりとも無かった・・・お見事でした。
都内には星の数ほど和食の店がある、前出の店はまだいい方としてそのほとんどがこの店と比べるのも憚れるほどレベルが低いのはナゼだろう?
「どうしてみんなクレメールみたいに弾けないの?」とか
「どうしてみんなフェデラーみたいにプレー出来ないの?」とか
「どうしてみんな江原啓之みたいに守護霊が見えないの?」と言ってるようなものなのだろうか・・・?
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関西の料理とは全然別の方向でここまで美味しくできるとは関心。
こういうお料理を食べると、関西料理は淡白に見えて実はすごく装飾的なんだなぁ、と思う。
こちらのお料理こそ素材を活かすシンプルな味付け、そして特に野菜の生命力みたいなモノを強く感じさせる。
炊き合わせでも八寸でもお皿の末端の細工に至るまで全てに個々の味と香りが生きている、八寸など野山を駈けているように季節感を感じられて素晴らしい・・・。
ただハレの料理ではないかもね・・・実直な家庭の味・・・にしては高いか!