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« 「ガストロノミー フランセーズ タテル・ヨシノ」の口コミ(39件)を見る
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フランス産鴨のロティ 、 トリュフをピケした的鯛のポワレ 、 野鹿のロースト ロッシーニ風
2007年 9月
パークホテル東京のレストラン。ディナーで初訪問。25階の高さにはあるが、高層ビル群の中にあり夜景はあまり期待できない。店内は狭く、テーブルを動かしてもらわないと着席するのが難しい。
しかしそんな事は気にならなくなるほど料理が美味い。味付けが濃いわけではないが、一皿ごとの輪郭が非常にはっきりとしている。サービス陣の応対にも堅苦しいところは無く、料理に対する説明も丁寧でサーヴされるタイミングも良かった。
4周年記念のディナーコースをオーダー。コースの内容は以下の通り。メインの肉料理は2種類から、デザートは5種類の中からチョイスする。
アミューズは大きめのチーズシューがお一人様2個づつ。サクサクっとした歯ごたえでしっかりとチーズの味がする。
○喜界島産仔ヤギのカルパッチョ
吉野氏のスペシャリテの1つ。仔ヤギのカルパッチョは弾力のある歯ごたえで力強い味わい。振りかけられているチーズやガーリックが力強さを更に引き立てていた。
○手長海老のポワレ
ラングティーヌのポワレ、ソースはトマトとキュウリのガスパッチョ。ピーマンのムースやピスタチオが添えられいる。海老はプリプリとした食感。ガスパチョは濃い目の味つけでマスタード系の風味が利いている。このガスパッチョが海老の甘みと旨みを見事に引き出していた。ピスタチオのクニクニっとした食感もガスパッチョとマッチしていた。
○和牛コンソメ松茸の香り
和牛のコンソメスープの上に松茸と刻んだトリュフが浮かんでいる。透明感のあるスープで脂はいっさい浮かんでおらずサラリとしている。牛の出汁は利いているが、和食の吸い物の様にサッパリとしており、松茸の風味を楽しむことができる。
○蝦夷アワビ ソースレフォール
アワビのポワレ、ソースはバターと西洋山葵のソース。食感の違う2種類のアワビの肝料理も添えられている。アワビは柔らかい歯ごたえ。ソースは西洋山葵の風味がほんのりと利いていおりバターソースだがサッパリと頂ける。隠し味でほんの少量添えられている粒の西洋山葵が料理全体の味を引き締めていた。
○天然スズキのポワレ 甘酸っぱいブドウ果汁と共に
皮をパリっと焼いたスズキのポワレ。ソースは赤ワインとブドウの果汁を煮詰めた物。ブドウの果実も添えられている。スズキへの火入れはフレンチの王道で、ギリギリジューシィさを失わない程度。甘酸っぱいソースやブドウの果実がスズキとマッチしており、ソースで味わう料理。
○フランス産鴨のロティ
スライスされた鴨肉の料理を想定していたが、皮付きの鴨肉の塊が登場。皮と肉の間にフォワグラを挟んでローストされている。肉の部分は鴨肉の旨さを味わうことができ、皮の部分がパンチ力と脂の旨さを出している。フォワグラはパンチ力が有る物では無く、旨さとコクを補っている。ロッシーニ風ステーキの鴨肉版の様な料理。鴨肉、フォワグラ、皮の脂身のトリニティはかなり強力で今まで食べたどの鴨料理よりも数段美味かった。
○人参のシャーベット
プチデザートは人参のシャーベット。純粋に人参の甘みで勝負している料理で、前菜に出てきそうな味わい。食後のサラダの役割も兼ねていそうだ。少量添えられた蜂蜜が甘さを補っていた。
○ショコラムースとピスタチオのグラス
デザートはショコラのムースとピスタチオのアイスクリーム。甘酸っぱいソースが添えられている。ピスタチオのアイスは甘みが強くクリーミーな味わい。ショコラのムースは甘さを押さえた大人の味。ソースが甘みを補っている。濃厚なチョコレートケーキとピスタチオのサッパリ系のアイスのデザートを想定していたが、役割が正反対になっておりかなり意表をつかれた。
最後にカフェと、マカロン、チョコレートクッキー、メレンゲ等、小菓子が6種類。小菓子は好きなだけ食べられる。
パンはバケットと、同じ生地の発行時間を変えてバケットより柔らか目に焼いた物、ミルクパンの3種類。バターは普通の物が一種類。バケット系の2種類がかなり美味く、料理ともよく合う味わいだった。
コース全体を通して印象に残り且つ美味い料理が多かった。メインの魚と肉料理はかなりのボリュームがある。皿数も多くコストパフォーマンスもかなりの物だ。タテルヨシノというレストランの底力が感じられるコースだった。
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| 店名 | ガストロノミー フランセーズ タテル・ヨシノ |
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
| TEL | 03-6252-1155 |
| 住所 | 東京都港区東新橋1-7-1 パークホテル東京 25F |
| 営業時間 | 7:00~9:30(L.O) 11:30~14:00(L.O) 18:00~21:00(L.O) |
| 定休日 | 無休 |
| 設備・サービス | ランチ営業、日曜営業 |
| ホームページ | http://www.tateruyoshino.com/ |
| その他リンク | |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥10,000 ~¥14,999 | [昼] ¥6,000 ~¥7,999 |
| 用途 |
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| 初投稿者 |
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メニューに野鹿のロースト、スッポンの一皿等を発見し、吸い寄せられる様に再訪問。
今回は思わぬ所でサービスの技を拝見させて貰った。隣のテーブルが食事を終えた後、急遽別の客の訪問があった模様で、テーブルセッティングが行われた。サービス陣が3人やって来て、1分も掛からずに、テーブルクロスの交換、ナプキン、位置皿、ナイフ、フォーク、グラスをセッティングし間髪入れず客を案内していた。
相方はプロの技だと喜んでいたが、個人的にはUSJのアトラクション、バックドラフトを思いだした。火事場の再現セットがあり、炎を上げながらドラム缶が吹っ飛んだり、天井が落ちてきたりするのだが、アトラクション終了後最後まで残っていると、何事も無かったかのようにセットが復元していく姿を拝見できる。テーブルが食事前の姿に戻っていく所はそれを連想させられた。
余談はさて置いて、今回はセオリー無視で、前菜とメインの両方でフォグラの料理をオーダー。3種類のフォワグラの料理法を楽しんだ。サービスからの「フォグラが重なりますがよろしいですか?」との質問にもニッコリ笑って「全然かまいせん」と回答・・・。
ムニュデギュスタリオンをオーダー。前菜、魚、肉料理は4種類からデザートは5種類からチョイス。写真は相方のオーダーした料理も掲載。
○山羊のミルクのバヴァロア
デーザトの様に甘くはないミルクのバヴァロア。ミルクの風味の中にほのかな塩味が利いている。ビーツのソースはほんのり甘く、微妙な味加減を楽しむ料理。
○チリメンキャベツで巻いた蟹と海老のムース
ナイフを入れると食欲を誘う海老や蟹の香りが漂ってくる。ソースが絶妙で、シャキシャキ感のあるチリメンキャベツや甲殻類の風味をうまく包みこんでおり、香りからは想像できない優しい味わいがする。かなり美味い。
○トーション仕立てのフォワグラとフォワグラのマリネ
テリーヌとマリネ2種類のフォワグラの味が楽しめる料理。マリネはほのかに酸味が利いている。食べ方は王道で、バターたっぷりのブリオッシュに乗せて、イチジクのムースと共に頂く。重たさは感じられず純粋にいフォワグラの旨みが味わえた。
○トリュフをピケした的鯛のポワレ
的鯛は塩味が利いており、そのまま食べても美味いがソースをつけて食べるともっと美味い。付け合せの黒トリュフを挟んだジャガイモのガレットはかなり印象的。ナイフを入れると芳醇なトリュフの香りが漂ってくる。これだけ風味の強いトリュフ料理は久々に食べた。このインパクトのある付け合せと鯛のポワレが相性抜群だったのには驚かされた。感動物の一皿だ。
○野鹿のロースト ロッシーニ風
本日のお目当ての料理。スッポンの一皿とどちらをチョイスするか散々迷った挙句にオーダー。野鹿はちょうどよい脂の乗り具合で力強い味わい。そこいらの牛肉では太刀打ちできない美味さだった。フォアグラのポワレとのタッグは強烈。付け合せはチョコレート(写真でステーキの上に大きく飾られている物)揚げたリンゴ、ビーツのムースとこれでもかと甘い物が続くが、付け合せもこれぐらいインパクトがないとバランスが取れない。こんなに美味いロッシーニ風ステーキには始めてお目に掛かった。
相方のオーダーしたスッポンも一口頂いた。ゼラチン質をたっぷりと含んだプルプルとした食感と滋養に富んだ旨みがあり、こちらもかなり美味かった。
○空気 ブランマンジェ パインのムース バラのジュレ
細長いグラスで登場。何故か?グラスの下部に空気の入った空間がある。スプーンでデザートを下に突き落としてお食べ下さいとのこと。下に落とすとバラのジュレがつぶれると同時に下から押し出された空気によってふわっとバラの香りが漂ってくる凝った仕掛け。サービス曰く、空気も味わうデザート。
○ラム酒の利いたババ
たっぷりとラム酒の染み込んだ正統派のババ。程いよい甘さでさっぱり系のデザート。酒が飲めない身としては、このデザートで軽く酔っ払った事は内緒だ。
相方共々、「美味い」を連発しながら食べていたらしく、食後の見送り等を含めたサービス陣の対応は前回以上の丁寧さと親切さがあった。客が喜んで食事をしている姿はレストランサイドとしてもかなり嬉しいようだ。
通常のブリックスのコースであったが、魚、肉のメイン料理は秀逸の出来。アラカルトがないのはやや残念だが、選べるメインの料理によってはかなりのお得感がある。香りを楽しめる料理が多かったのもポイントが高かった。伊達に☆は獲得していない。ジビエの季節は思わぬ料理がメニューに登場することもありお薦めだ。
文字数の関係で前回訪問時のレビューはコメント欄に記載。