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おまかせお料理コース 八千円
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| 店名 | 古月 新宿店 (コゲツ) |
|---|---|
| ジャンル | 中華料理 |
| TEL | 03-3341-5204 |
| 住所 | 東京都新宿区新宿1-5-5 2F |
| 営業時間 | [月~金] 11:30~14:30(L.O) 17:30~22:00(L.O) [土・日] 11:30~15:00(L.O) 17:30~22:00(L.O) |
| 定休日 | 水曜日 |
| ホームページ | http://www.kogetu-shinjuku.com/ |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥10,000 ~¥14,999 | [昼] ¥1,000 ~¥1,999 |
| 用途 |
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| 初投稿者 |
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日曜日の夕暮れ時、御苑に面した通りを歩いていると、そこかしこで黄金に染まったイチョウの木々を見かけることができる。一斉に散り落ちるイチョウの葉を踏みしめながら「古月」を目指した。
到着すると戸外にいたスタッフが二階にある瀟洒なダイニングルームに案内してくれた。その窓辺のテーブル席からも御苑の銀杏を見晴らすことが出来る。ぼんやりとホール内に流れる軽快なジャズ音楽に身を委ねていたら、シャンパンのサービスがある。今晩は楽しい夕餉の時間が過せそうな気分となった。
この店の夜のコースは、六千円の二色鍋コース、四千八百円と七千八百円のプリフィクスコース、八千円のおまかせ料理コースなどがあり一品料理は無い。当日は「新宿古月 冬のおすすめコース」八千円を注文してみた。
山西省の汾酒(フェンチュウ)の風味と香りを楽しみながら料理を待った。店は厨房二名、ホールスタッフ二名の四名(男子三名・女子一名)にて運営されている。お話を伺うと全員がシェフということで、交代で厨房とホールを担当されているという。どうりで料理の説明もスムーズなわけである。
白磁の楕円形皿に盛られた前菜は、香辛料クミンが効いた「腸詰め」、「叉焼」、葱ソースのかけられた「スモークサーモン」、「ピータンと木綿豆腐」、「山芋とクラゲ」などの五種盛りである。どれもなかなかに美味しい一品で常温の紹興酒とよく合った。
二皿目の「生墨烏賊と平貝の炒め物」は、ブロッコリー、長葱、スナップエンドウ、筍、ミニトマトなどの野菜の具と炒められている。切れのいい爽やかな塩味の逸品である。
三皿目「フカヒレの上海蟹みそ煮込み」は、千切にされた筍の食感がフカヒレや蟹みその旨味と相乗して大変に美味しく感じられた。
四皿目「香港式焼鴨のクレープ包み」甘味噌の甜麺醤をつけた焼鴨肉と鴨のレバー、葱などをクレープで包み賞味する。鴨のレバーがこの料理の風味を一層芳醇にしていた。
五皿目「烏賊の卵の白湯スープ」スープの具は墨烏賊の卵と絹傘茸、粘りのある豚骨スープに好みで黒酢と胡椒を入れる。
六皿目「旬の青菜と新筍の炒め物」青菜の豆苗(エンドウの若芽)と椎茸、筍の炒め物。これも切れのいい塩味の妙味である。
七皿目「河岸から仕入れた鮮魚の蒸し物」鮮魚は美味な魚のソイ(カサゴ科)が使われ、スナップエンドウとシメジタケが添えられた。
八皿目「ご飯物」竹筒入りの銀杏と鶏肉のおこわ。デザートは赤い椀に入れられたカメゼリー、白キクラゲ、インゲン豆などのマンゴソースのシロップであった。
料理全体の印象は、供された料理はどれも大変美味しく、八千円というコース価格に見合った食材も提供されていたと思う。厨房は男女二名のシェフが担当されていたが、特に塩味の使い方は絶妙であると感じた。
ホールスタッフのサービスレベルは高く、常に私達に注意を払っておられた。当日の料理は一皿が終わる度に厨房に合図をして、常に作りたての料理が提供されていた。
「週刊文春」に掲載されている「食味探検隊」において執筆者の古河氏は「新宿御苑中華料理集中地帯」と題して「古月」と「礼華」を取り上げ、記事の中で礼華を絶賛して「古月」の料理を【いっそ、途中で放棄して、ご近所の「礼華」に駆け込みたい、と何度思ったことか。どうしちゃったの、一体。】とまで酷評されていた。しかし八千円(礼華)の料理と四千八百円(古月)の料理とを比較して評論するなど愚かしく詮無いことだ。
十一月に訪れた「礼華」は満席の盛況で、十二月に訪れた「古月」は三組の寂しい客数であった。多分に「週刊文春」の記事も影響しているのであろう。私はどちらも秀逸した中国料理店だと思うのだが、「古月」の料理の方が遥かに美味しいと感じた。
御苑に並び立つ「古月」と「礼華」は今後も互いに切磋琢磨して昇華されていくに違いない。この近くには、定番料理の美味しさでは定評のある、上海料理の名店シェフスもある。確かに新宿御苑一帯は、中国料理の名店が三店も点在する「中華料理集中地帯」である。
ホームページの「東京食道楽記(極上の味を求めて)」では、男女二人が、それぞれの視点から、食べ歩きの原稿を書き上げております。興味のある方はご覧になってください。
http://www18.ocn.ne.jp/~gokujyou/