あなたの評価
これらの口コミは、ユーザの方々の主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
また、おすすめメニューとその金額はユーザの方々が任意で登録したものです。お出かけ前は、必ず電話等でご確認ください。 詳しくはこちら»
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録下さい!
会員登録する | 従来の問い合わせフォームから問い合わせる | レストラン情報編集のガイドライン
「寿司處 糸賀」の運営者様・オーナー様は食べログ店舗会員(無料)にご登録下さい。ご登録はこちら»
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら»
| 店名 | 寿司處 糸賀 (寿司処 糸賀 いとが) |
|---|---|
| ジャンル | 寿司 |
| TEL |
03-3506-0818 |
| 住所 | 東京都港区新橋2-8-2 |
| 営業時間 | |
| 定休日 | |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥10,000 ~¥14,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 一人で |
| 初投稿者 |
NEW OPENがリニューアル!今、注目のお店をご紹介します!
口コミ投稿件数に応じて、マイル・現金をもれなくプレゼント!
2007年の皆様の口コミから、500軒のベストレストランを決定しました!
ミシュランガイド東京 2008年が発表されました!選ばれたお店をチェック!
フードアナリストの資格を持つレビュアーが「食べログ」に続々参加中。
大人の女性のための、トラベル・ウェブ・マガジン『旅色』のご紹介。
店舗会員になって、お客様に直接メッセージを伝えてみませんか? 詳しくはこちら »
對峙する德川方にても、十五代將軍德川慶喜、小栗上野介、勝海舟、榎本武揚、等、何れも然り。御三家水戸德川の血筋一橋慶喜公獨り優柔不斷たりしは何とも皮肉。佛蘭西革命、露西亞革命、キウバ革命、更には、現代情報通信革命にても、その首魁は悉く三十代。
同日晝喜久好。夜久し振りの外食にて新橋界隈を彷徨ふ。普段は怖氣付いて近寄れない怪しげなる地區の一角に糸賀なる鮨屋を見付けた。盛り鹽があり、硝子窓越しに覗くと檜眩しき小洒落た佇まひ。「斯かる猥雜な場所、銀座より廉いに違ひない」と踏んで引き戸を開ける。
左手上方に白木も眩しき神棚ありて、恰も紀尾井町はしぐちの如し。漬け臺は檜、卸金は鮫皮にて硝子製ネタケヱスもない。玉子燒きも明らかに自家製厚燒き。斯かる事情ゆゑ「そこそこ腕が立つ」と判斷し、以下のものを賴む。
・鮃昆布〆、眞鯛、小鰭、鯵二貫、鮪赤身漬け、鮪中トロ、穴子、蛤、小柱、玉子燒き、計十一貫+冷酒一合、\12910。
喜久好なれば鮃と眞鯛は排他的存在にて櫻鯛が出て來ると鮃は消える。當店にてはまだ昆布〆「鮃」あり。昆布から絲を引いてをり聊か不安なるも、味自體は惡くない。しかし、鮃特有の仄かな芳香は感じられない。
「眞鯛」は旬の櫻鯛。喜久好にて戴いた鯛と厚味は似てをり、風味も酷似する。當店、皮を引かず二箇所包丁を入れてゐる。舍利少なきゆゑ聊か均衡を缺くやうに感じる。一日に二度も櫻鯛を戴くとは口福至極。
「小鰭」は鹽こそ確りしてゐるものゝ醋は控へ目。大きさ中庸。新子の如き小鰭を淺く〆る銀座小笹寿し、大き目の小鰭を確り〆るしみづの如き強烈な個性は感じられない。だが中庸なるを以つて萬人受け可能。
「眞鯵」は定番「淡路島の釣り鯵」にて頗る旨い。その姿ふくよかにして、色黄金(こがね)の如し。近頃電波媒體にて再三紹介されし「竹岡沖黄金鯵」。嘗て自ら竹岡沖にて頻繁に鯵釣りしたりと雖も、黄金鯵なるもの一度たりと釣つた例(ためし)なし。
神保町鶴八先代師岡幸夫に據れば、戰前、鯵は醋〆するのが普通にて、師匠たる柳橋美家古の親方あたりが生で使ひ始めたと云ふ。但し、生と云つても「立て鹽」はする。當店亦然り。少量の生姜と淺葱を添へ、適量の煮切りを引いて供す。
「鮪」は「南紀勝浦産」。喜久好は「日向油津産」であつた。中トロはどちらも熟成され旨味充分。赤身漬けは喜久好にてはサク毎湯引きし、煮切りに長時間漬け込む。一方、當店は即席にて凡そ十分餘。即席なれば銀座小笹寿しに如くはない。
「穴子」は、やゝ大きめなものを澤煮し、これを強目に炙つた後、煮詰めにて供す。強ひて似た店を探すなら銀座久兵衞か。季節の所爲か、脂は乘つてゐない。鮨かねさか赤坂店や、しみづ等鶴八一門の穴子に如かず。鹽を使はないのは若手として異例。
「蛤」は大きさこそ立派ながら、硬く冷たい。最小限火を通し、後は漬け込んで味を含ませればよい筈。鮨にする際は常温に戻さねば旨くない。だが、この基本が出來てゐる鮨屋は多くない。これを指摘するや「これがうちの流儀」と峻拒。頑固なのか、虚勢なのか?
「玉子燒き」も見た目そこそこながら味が薄い。恰も笹卷きけぬきすしの何も擂り込んでゐない素樸な玉子燒きの如し。ある程度柔らかいので少量の山芋は入つてゐるやうに思ふ。芝蝦の類も入つてゐるやもしれぬ。だが、如何せん、味付けが薄きに過ぎる。
舍利は少量の砂糖を用ゐてゐる。粒も立つてをり、硬さ、鹽加減、醋加減、甘さ、全てほぼ完璧。最近伺つた店の中でははしぐちに近い。生姜は新生姜一かけ分を厚めに切つてゐる。甘さはくどくない。はしぐちの生姜は出色であつた。
鮫皮にて山葵を卸し、茶釜から杓子にて汲みたる湯で上質の粉茶を煎れたりと、道具立てに凝る。接客はどうか?。四十代と思しき女將は卒がないものゝ、主(あるじ)は惡戲小僧の如き口の利き方をする。何を伺つても「これがうちの流儀」にては取り着く島もなし。一貫平均千圓も疑問。
現時點での仕事の質や接客は同規摸の鮨かねさか赤坂店等と比べ大分落ちる。環境の惡(あ)しきは湯島鮨一心に相似る。客層も明らかに鮨処しみづ、新橋鶴八、しまだ鮨に及ばない。斯くの如く問題多く荒削りとは云へ、今後伸びる可能性大と見た。