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佐賀馬刺し (\880)、 旬の天麩羅盛合せ (\780)、 刺身盛合せ (\1,980)
お通し (\1,280)、 豆腐の西京味噌漬 (\480)
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クリームチーズの酒粕漬け (\380)、 じゃが芋の塩辛炒め (\780)
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なかなか疲れて、ちょっとキツイ。自分へのご褒美が、欲しくなる。
「帰りがけにうまく立ち寄れるいい店は?」食べログで検索してみました。
すると見つけた、東京(というか全国)居酒屋ランキングNo2.かんだ光壽 。
おお、いいぞ!これはいいと思ってみたら・・・ あれ? あそこ? 蘇る、懐かしき想い出。
2年ほど前。仕事で知り合ったオヤジさんに、2・3度連れて行かれた神田駅近のお店。
「ここの全ては、日本酒のためにある!」と。下戸の私が随分呑まされた。
ここで最初に呑んだのは、「作」と書いて「ざく」。ガンダム?とか思いつつ、口にすると・・・これが、すげえ旨え。目が点になったことを、思い出す。
今日は車。飲めない。それでも、懐かしさが一気に沸き上がり。行ってきました、かんだ光壽。
酒飲みの、楽園。
■ 立地・店内
神田駅近。地図見ていけば迷いません、すぐわかる。
暖簾をくぐると。昔風情の木造りの、天井低い、ひしめきあう店内。
でもね。気軽に居酒屋と呼ばないで。京の料亭とは違うけど。これはこれで、市井に生きる者の和の真髄を、ギュッと押し込めた神聖な場所なのだから。
カウンターに座る。ここは結構一人客が多い。でも。みんな酒飲み。
「酒も飲めずに来て本当によかったのか」不安が、でかい。
が。俳優の山本学さんをとても腰の低い人にしたような。細い立ち姿にバンダナ&メガネがとてもよく似合う店長が、カウンター越しに挨拶をくださった。
この人が、本当にいい人なんだ。一気に、心がほころぶ。
久々に。そして初めて一人で来たよ、かんだ光壽 。
■ 御料理
懐かしい料理を中心に。以下を戴きました。
● お通し 1280円 (小鯵の南蛮漬けと、6種類の盛り合わせ:鮭とイクラ・大根煮付け・砂肝・自家製豆腐・もずく酢・烏賊塩辛)
● 芹澤牛蒡のチップ 380円
● クリームチーズ 西京味噌漬け・吟醸粕漬けのハーフ&ハーフ 380円
● ジャガイモの塩辛 ハーフ480円
● 酒盗あえのポテトサラダ 480円
● 穴子の一夜干し 金額失念
● 上州手振りうどん(冷やしで) 600円
まずは名物のお通し。いいねえ、相変わらずどれもおいしい。
砂肝は鶏がらで?コリっとした触感に、味わいが広がる。
お大根もよく染みているのに濃過ぎず。
自家製豆腐も風味良し。
いい味出してて、お通し時点で幸せに。^^
クリームチーズは1センチ弱のサイコロで6個出てくるが、3個づつ味を変えることができる。
これがもう・・・風味良くって。実にうまい。^^
ジャガイモに塩辛というのは北に行くとよく出るが、ここは塩辛をそのままではなく、柔らかいスープ仕立てにして使う。ほくほくに、コクが絡む。
その上で。ここはやはり、日本酒を戴くお店。
loropiana様が書かれている通り、ここの料理はあくまでお酒の味を損なわない味加減。主張しすぎない。舌を濁さない。
あくまで。日本酒とのマリアージュのためのもの。
牛蒡チップは塩をきかせず、牛蒡の苦みを楽しみながら酒の旨味を戴く感じ。
名物ジャガイモ塩辛も、そのままよりも日本酒と合わせてこそ、ともに華やぐ。
名物クリームチーズも、その気になればもっと濃くできるし単体ではそこまで欲しくなるが、しない。
あくまで。
あくまで料理は日本酒を旨く戴くためのものだから。
「ここの全ては、日本酒のためにある」。
酒も飲まずに訪れるとあらためて、それを感じる。
そりゃそうだ。それがこの店。あらためて、それを感じた。
「料理がもの足りなかった」と言っているのではない。
「日本酒への想いを改めて深く感じた」というのが、言いたいことなのです。
全ては、日本酒のためにあるのだから。
料理も。
この場も。
店主自身も。
だからこそ、想い出をアテに、酔いしれることができる。
いいトコなんです、本当に。狭い店内の、うるさ過ぎない熱気。
いい店主なんです、本当に。腰が低くてお酒談義が訥々と止まらない。愛情が伝わるので、こちらの気持ちも優しくなる。
そして。いい想い出が詰まっているんですよ。
あのオヤジさん。もう会うこともないけれど、元気にやっているのかなぁ。
・・・
日本酒を堪能したくなったら。
このお店に、いらっしゃい。
料理で唸る目当てじゃなくて。日本酒を戴きに、いらっしゃい。
グラスじゃなくて、小さなショットで戴ける。
だからこそ見事な品々を、次から次へと堪能できる。
ちなみに水も、頼んでみてね。旨い仕込み水が出てくるのだから。
さらにちなみにデザート酒なんてのも。これも結構最高だ。
お水も旨いし、料理もいいし、店主は素敵で、店は寛ぐ。
でもなんといっても、極上の日本酒を。可憐なショットで、次々と。
そこで過ごす時間はきっと、明日への活力になるだろう。
都会の暮らしの真ん中で。何かが心に沁みていくだろう。
そんな時間は、とても贅沢。
ここでは贅沢ができるから。
贅沢をしに、いらっしゃい。
最後の〆は冷やしの饂飩。酒無しなので都合4000円強。
今は逢うこともない、懐かしく蘇るオヤジさんとの想い出を胸に。
次は酒を呑みに、やってきます。
神田の贅沢、かんだ光壽。
グランメゾンも和食の料亭もいいけれど。
たまにはこんな贅沢も。