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| 店名 | 六文そば 須田町店 (ろくもんそば) |
|---|---|
| ジャンル | そば、うどん |
| TEL |
03-3253-0849 |
| 住所 | 東京都千代田区神田須田町1-17 金井不動産方 1F |
| 営業時間 | |
| 定休日 | |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ~¥999 | [昼] ~¥999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 一人で |
| 初投稿者 |
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チェーンなのか、フランチャイズなのか、或いは「のれんわけ」なのか判別しないが、都内に数軒見出す事のできる「六文そば」のひとつ。
場所は旧神田連雀町(現在の須田町) 先の戦災(って、60年前だね、どうも)からも、バブル時代に吹き荒れた「地上げの嵐」からも、かろうじて生き残った、というか、「取り残された」路地裏。
先の理由により、区画整理が中途半端なせいで、へんてこりんなカタチの土地に、張り付くように建てられた集合建築、というか、有体に言えば「軍艦長屋」みたいな、不思議な形状の建物の端っこを使って営まれている、限りなく「立ち喰いそば屋」にちかい形態の飲食店。
お店の普請は、建物同様かなり「お疲れ気味」で、近くにある洋食屋「松栄亭」が、数年前に妙に立派なビルになってからこっち、その「疲弊ぶり」が、いやがうえにも浮かび上がるになってしまっている。
が、もともとは、ここいらへんの食堂って、結構こういう「立ち姿」の店が少なくはなかった。つまりは「二昔ほど前のフツーの安食堂」
さきに「限りなく」と、わざわざ断っているのは、当店の場合、狭い店内にカウンタを設え、ここにいわゆる「ドーナツ丸椅子」が、数客ならんでいるから。
つまり厳密に言うと「座り喰いそば」なのであって、訪問した顧客は、ここに腰掛け、コンクリ貼りのでこぼこした床に対し、椅子の脚を「ぎったんばっこん」と、尻で調子をとりながら、そばなりうどんなりをタグる、という事になる。
注文は、はやりの「券売機」ではなく、カウンタの向こう側の旦那に、口頭申告する方式。ま、満員で八人にもならない店で、オペレイションもクソもなかろう。
肝心のおそば。(うどんは試した事がない) つゆの見た目は、それこそ「地獄のように黒」く、「生醤油を温めただけなんじゃねぇの?」といった感じ。
上方出身で、気の弱い方など、その「暗黒」ぶりに、一挙に食欲を失くすかもしれない…が、味わい自体は、(お醤油よりは)出汁の味が勝っている上、比較的砂糖が控えてあり、かつ「ケミカル調味料」の含有率が低いのか、思いのほかあと味は、軽い。
といっても、もちろんこれは、「立ち喰いとして」である事、言うを待たない。
おそばそのものは、そこにまったく「自己同一性(あいでんてて)」を見出す事はできない。 元々そば粉が少なく、メリケン粉がナミナミとしている奴を、蒸し置いておき、注文に応じてざっとお湯に通すのであろう、香りなんてハナッからないし、食感だって「つるつる」も「しこしこ」もしてない。
ムリヤリたとえれば「ふわり」というのが、いちばん近いか。
「おそばに乗せるもの」は、「揚げおき」ながら店内で揚げているし、結構種類も豊富。「ナス天」「ごぼう天」「ソーセージ天」「あじ天(あじフライではない)」「コロッケ」「かき揚げ」「ちくわ天(「磯辺」でないのが、惜しい! )などなど。
なかでも「おきあみ揚げ」と「いかげそ揚げ」が、当店の「名物」という事になっていて、
「一度食べたらやめられない…」
てな惹句が、店内のそこここに貼り付けてある。
そのため店に入る前は
「んー、今日は軽く“かけ”で」
と思っていても、のれんを潜り、例の「丸椅子」に腰掛けると、つい
「えー、いかげそをオソバで」
と、注文してしまう。おそるべき「刷り込み作用」では、ある。
ちなみに「いかげそ揚げ」は、8ミリくらいにぶつ切りにした「いかのアシ」をかき揚げにしたもの。材料も油も「それなり」でしかないし、雑なものだが「ぶつぶつ」とした食感が「面白くない、こともない」し、例の「暗黒地獄汁」を吸うと、ま、悪くない。
勘定は一杯400円。
世間一般、大多数の「立ち喰い」同様、店に入り、注文をし、C・O・D(っていうのかね?)で勘定を払い、ブツを受け取り、一挙に「まくり」喰い、「ぶはぁ! 」とネギくさい息を吐きつつ、引き戸に手をかけ、店を去る…という一連の行為に、3分から5分といったところ。
なにがどう、という特色がある訳でもないが、わたくしにとっては近隣の「藪」や「まつや」より、その訪問回数が図抜けてい、又、(とりあえず経済にハラは膨れる、という面で)実質のある店なので、重宝している。
ご近所にお勤めの「お小遣い控えめ」な勤め人の方、或いは/及び、近所に滞在の「たびあきんど」の同士に。
オススメ。