シェ・イノの口コミ一覧

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最寄り駅・エリア
京橋 (東京
ジャンル
フレンチ

47,563 アクセス

120を表示 26
口コミ対象 : 全て のみ のみ
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Delicious Soldier
Delicious Soldier (73)
(30代後半・男性・埼玉)
 京橋駅から徒歩3分の距離にある☆獲得のレストラン。ランチで初訪問。

 フレンチはソースが命と言われる時に代名詞として上がってくる店。キュイジーヌでは無く、胃にズッシリと来る正統派。訪問前に聞いていたこれらの評判から、ソースで食べさせるフレンチを想像していた。

 実際に料理を頂いた感想は、ソースで食べさせるフレンチとソースも旨いフレンチ、胃にズッシリと来ると胃も満足させる、この2つはそれぞれ全くの別物だと言う事。この店の料理は、ソースも旨いフレンチで舌だけで無く胃も満足させる物だった。

 美味しいソースと一緒に頂く料理では無く、野菜、甲殻類、魚、肉と言った素材の味わいが存分に楽しめる料理で、それぞれの料理にピッタリとあったソースが更に旨みを追加している。ドッシリと腰が座った料理は食べ応え充分だが、ボリューム満点な訳では無い。適量でしっかりと胃を満足させてくれる。食べ終えた時には満腹でもう食べられないと言った感じなのだが、1時間もすれば落ち着き胃もたれする事もない。
 
 内装は過度に豪奢では無いが、木材が多く使用された落ち着いた空間で、シュチュエーション重視の方もガッカリさせないと言った所。会話のじゃまにならない程度の静かな音楽も流れており、フレンチを頂くのにはピッタリの雰囲気だ。床も椅子も木製のため、椅子やテーブルを動かす時に音がするのがやや難点か。スーペスは外から見たイメージよりも広く席数も多い。60人程度は入れるのではないだろうか。テーブルの間隔は丁度良く、隣の会話が聞こえて来る事は無い。

 サービス陣は場数を踏んでいる印象。一言二言の会話で上手く間合いを計り、客をリラックスさせて行く。常に笑顔を絶やさず話しかけ安い雰囲気も演出している。このサービス陣とメニューのオーダーを含むやり取りをして、最後まで緊張したまま帰途に付く客は滅多にいないのでは無いだろうか。料理の説明にも淀みが無く、サーヴも非常にテンポがいい。満席時でも各テーブルの様子をしっかりと把握しており、そつなく仕事をこなしていく。サービス陣の安定感は東京のレストランでもトップクラスだ。

 ランチはコースが4種類。ポタージュ、魚、又肉のコースが3,780円(以下税込み サービス料10%別)。前菜、魚又は肉のコースが4,830円。前菜、ポタージュ、魚又肉のコースが6,300円。料理は3コース共通で、前菜は3種類、魚と肉は2種類の中からチョイス出来る。他にスペシャリテが並ぶ、前菜、魚、肉料理の8,400円のコースもある。こちらは魚料理が3種類、肉が2種類の中からチョイス出来る。全てのコースにデザートワゴンとカフェが付いてくる。ア・ラ・カルトは豊富で、コース料理との差し替えも可能だが追加料金がかかる。ガス無しのミネラルウォーターはエビアン1㍑で840円。

 スペシャリテの並ぶ8,400円のコースをオーダー。相方は6,300円のコースを選択。コースの内容は以下の通り。写真は相方のオーダーした料理も掲載。

 パリのマキシム・ド・パリで有名なソプラノ歌手マリア・カラスに捧げるために考案された料理の改良版、○仔羊のパイ包み焼き マリアカラス は30年来スペシャリテと言う事で是非とも味わって見たかった。ランチコースの選択肢には含まれていなかったため、相方共々メイン料理を差し替えて貰った。

 ○フルーツトマトのガズパチョ

 アミューズはフルーツトマトのガスパチョ。フルーツトマトと言う事で、自然な甘味強いのスープを想像していたが、普通のトマトのガズパチョに近い味わいで適度に酸味が利いてる。夏場にアミューズとして登場しそうなサッパリとした飲みやすいスープ。

 ○オマール海老のガトー仕立て

 スペシャリテの一つ。オマール海老とモリーユ茸、インゲン、人参、パプリカ、ズッキーニ等をキャベツで巻いたテリーヌ。付け合わせはタラバガニの身をほぐした物。ウニと甘味の強い貴腐ワインソーテルヌのソース、トマトのソース、マッシュルームのソースの3種類のソースと共に頂く。オマール海老、モリーユ茸、数種類の野菜のどれもしっかりと素材の味わいと食感を楽しむ事が出来る。素材のみの味の組合せで、ソースをつけずにそのまま食べても美味い。3種類のソースはどれも自己主張し過ぎておらず、テリーヌと一緒になった時に初めて真価を発揮するといった印象。特にウニとソーテルヌのソースは面白かった。そのままだと適度に甘い感じのソースで、ウニの風味はあまり感じられない。がオマール海老やタラバガニと一緒に頂くと「ああ ウニで作ったソースだな」としっかりと風味を感じる事が出来る。相方のオーダーした2種類のテリーヌ盛り合わせにも同じソースが添えられており、帆立のテリーヌと一緒に頂くとしっかりとウニの風味が感じられる、とまったく同じ感想だった。海鮮類のテリーヌに併せたソース。前菜からソースの奥深さを堪能させて貰った。

 ○スズキのパジリコ風味

 スペシャリテの一つ。スズキ自体はシンプルにオリーブオイルで焼かれており、上にはセロリラブ、ポロ葱、人参を炒めた物が乗せられている。ソースはベルノー酒と魚の2番ダシから作ったソース。ソースはスープ仕立ての様にたっぷりとある。この単純明快な料理が凄まじく美味い。シンプルに焼かれたスズキは、淡泊な白身魚その物と言った味わい。野菜への火入れが素晴らしく、食感、味共に文句なし。それぞれの野菜の自然な甘味が生きており、シャキシャキとした気持ちの良い歯ごたえ。この野菜が恐ろしくスズキとマッチしている。ベルノー酒から作られた甘酸っぱいソースも絶品。味付けの濃さも丁度良く、魚の旨味も利いている。スープの様に飲めるソースで、そのまま飲んでもかなり美味い。これをスズキや野菜に合わせると、もう一回り豊かな味わいになる。今まで味わった中でも5本の指に入る程に美味い魚料理だ。

 ○仔羊のパイ包み焼き マリアカラス(+3,000円)

 脂を取り除いた仔羊の背肉に、フォグラとトリュフを詰めてパイ皮で包んで焼いた料理。ソースはアレンジ版のペリグーソース。付け合わせはポテトのガレットと根セロリのピューレ。仔羊はロゼ色の断面で、熱でとろけたフォグラと相まって見るからに旨そう。クセの無い味わいでナイフを入れた時の弾力も丁度良い。フォアグラとトリュフがパンチ力とコクを補っている。パイ皮もサクサクっと焼かれており、これにソースを染みこませて頂く。濃厚で甘い味わいのソースと併せると美味さが倍増する。ドッシリと腰を据えた感じのペリグーソースは食べ応えも加えている。あまったソースをパンに付けて頂くのもこの料理の楽しみの一つだ。このソースだけでパンが1~2個ペロリといけてしまう。

 あまりの美味さにソースについて尋ねた所、「え!いいの?」とこちらが驚いてしまう程、丁寧に教えて頂いた。実際はもっと複雑な工程を踏んでいるのだが、素人に理解できたの以下の通り。記憶が違っている部分も多々あると思われる。

 ①エシャロットをみじん切りにしてよく炒め、12種類のワインとフォンドヴォー、仔羊の出汁を加えて煮詰めて行く。

 ②1/3程度になるまで煮詰めた後、先ほどの12種類のワインを加えて味を調整し良く漉す。

 ③トリュフ、トリュフジュース、風味付けと色あいの調整にポート酒を加えてまた煮詰める。ペリグーソースには本来はマゼラ酒を用いるそうだが、それだと色が茶色掛かった赤色になってしまうため、より綺麗な赤色を出すためにポート酒を使っているとの事。

 ④仕上げにポート酒を加えて色合いと風味を調整し、トリュフを散らす

 こんなに手の込んだソースがまずかろうはずがない。説明を聞いている間の当方は感心しっぱなしであった。味わい、食べ応え共に、これほどメインと呼ぶのに相応しい料理は久しぶりに頂いた。

 最後はデザートワゴン。相方と二人で全種類お取りしましょうかと薦められるが、まだお腹に余裕があったので一人で全種類頂いた。
 
 ブルベリーと木苺のケーキ、シブスト、イチジクの入ったチーズケーキ、コーヒー風味のチョコレートケーキ、シュー生地のバナナケーキ、フルーツのスープ仕立ての6種類。ケーキはどれもしっかりとした甘さがあり、フルーツのスープ仕立てはサッパリと頂ける。ワゴンのデザートにしては中々の味わいで、コースの締めとしても充分満足できる。がこれぞという一品がないのも確か。それまでの料理が素晴らしいだけにデゼールはやや弱く感じられる。
 
 コースはそれぞれの役割が非常にハッキリとしている。軽さを意識していないとは言っても前菜からドカンと来る料理が登場する訳では無い。サッパリと食べやすく食欲が沸いてくる前菜、その一皿で充分に満足出来るが、肉料理も食べる余裕が残る魚料理、これぞ主役と言った感じの肉料理。そこからは気持ち良いくらいに王道のど真ん中を突っ走る物語が見えてくる。

 エンディングのみがやや残念。ワゴンサービスのデセールは様々な種類を楽しむ事が出来、甘さもボリュームも充分に満足の行く物だった。が、このシェフが考える物語の結末を、一皿のデザートで味わって見たかった。

 この店を気に入るかどうかは、クラシックフレンチが好きか?この1点に掛かってくると思われる。軽い味わいのモダンフレンチがお気に入りの方にはお薦めできない。個人的にはクラッシックな正統派の中でも1.2位を争う美味さで大満足だった。サービス陣を含めたレストランとしての総合力も極めて高い。次回もまた訪問したくなるレストランの一つだ。
おすすめ!

オマール海老のガトー仕立て 、 スズキのバジリコ風味 、 仔羊のパイ包み焼き マリアカラス

昼の口コミ
'08/10/11 ('08/10 訪問)
  • 評価:5.0
  • 評価:5.0
  • 評価:4.0
  •  
  • ¥10,000 ~¥14,999
この口コミのURL コメント (14) [ 有効 48票 / 53票 ]
「ソースの井上!」と言われているように、本当にソースが美味しかった!!!!!
なんとも言えない深みのある味わい。
「オマール海老のガトー仕立て」
「子羊のパイ包み焼き マリアカラス」
はこのお店のスペシャリテなだけにさすがの味わい。
主人とデートでしたが、二人とも美味しすぎてだまってもくもくと食べてしまいました(笑)
ワインもソムリエの方に料理に合うものを予算に合わせて選んで頂いたのですが「そうそうコレコレ!」という見事な選択をしていただいて大満足でした。
クラシックフレンチでは間違いなく日本一だと思います。
店内もクラシックで重厚感がある雰囲気が料理と見事にマッチしていて気分を一層高めてくれます。

帰り際に井上シェフにお会いしたのですが、ちょっと横柄な感じ(あれだけの地位なら仕方ないのかもしれないのですが、一応客には丁寧にしてほしい・・)だったのが残念。
おすすめ!

ランチコース (\8,400)

昼の口コミ
'08/09/09 ('08/04 訪問)
  • 評価:5.0
  • 評価:4.5
  • 評価:4.5
  •  
  • ¥15,000 ~¥19,999
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慈姑宗理
慈姑宗理 (34)
(40代前半・東京)
残念ですが ちょっと 私のタイプではありませんでした

また 有名店ではあるけれど もしかしたら人気が無いのかなとも 受け取れる混み具合でした
金曜なのに5分の1も埋まっていなかった 
大スポンサーがついているのか  土日は ウエディングでいっぱいなのか いずれでないと
経営的に厳しくなる  ボロボロのメニューも変えられないほど 厳しいのではと 心配してしまう
料理 接客 雰囲気では お客を呼べて いないのが現状なんだと 感じた
(最近の有名フレンチに 負けた なと感じた)

ボロボロのメニューを見せられた時点で この値段は取れない 
高級フレンチに必要な ゴージャスさはすでに無い(直すのでしょうが ファミレスもビックリ)

最初に出された アミューズを 一口   「美味くない」 店の現状を伝える一品

ファワグラは 酸味のあるソースでと注文 コンソメベースの本当にベーシックなソース
このソースは 美味しいと思った 濃くも薄くもなく いい味
だだ酸味のあるソースでと 頼んだのに これか と 考えさせられた フルーツ系の酸味のあるソースと 頼めば よかったなと後悔した

オマール これは注文時に かなり細かくやり取りした
まず オマールのメニューは グラタン風 とか書いてあり ここでグラタンにしたオマールを食べたくないので 他に出来ないかかと 確認
私が 半生にソテーしたオマールに自信のあるソースをかけてくれと頼むと 何度もそれでは このグラタン風が スペシャリティです と説明を受ける 
何度も グラタンでなく半生にソテーしたオマールに自信のあるソースをかけてくれと 注文
最後には これ以外出来ないの まで聞いて やっと分かりました と言ってくれた

ボロボロのメニューに書いてある 一つの商品に 固執されると 本気で出来ないのかと心配してしまう 

出てきたオマールにがっかり
なんで パン粉を まぶして焼くのかね 理解できない 
これが ここの素材を生かす 焼き方なのか 
口の中で 残るザラザラ感 これいらないよね と思いながら 噛み締める

またあれほど 半生でと 頼んだのに しっかり中まで 火が通っている 

結局 ファワグラのときも ホールに伝達する力がないのか
キッチンで 注文に応えられないのか分からない が 

店に力が無いのが分かる

デザートも デザート好きな私が 残すことなどないのに  甘すぎて 残してしまった
フレンチでデザートが 美味しくない かなりマズイですよね
店で作って 店だけで食べてもらうのに 持ち時間 など気にしなくて いいわけで 美味しさだけ追求できるはず  それでこれはないでしょう  

人は老いれば 誰でも 基本的には 落ちてくる
トップの情熱が 昔とは違うのでしょうね どうせ行くならば 全盛期に食べさせていただきたかった

イノ氏は 私が メニューにないものを  頼んでいたときから 料理が出るまで 常連客と 座って話し込んでいた(店内ガラガラなんだから全部の客に気を使えるのに)  
もう既に 弟子のほうが 上だから任せているのか 情熱が無いのか 分からないが
中途半端に コックコートを着ないで 弟子にやらせたほうがいいのでないか

以前 ひらまつで ミシェルブラスのガルグイユが美味かった と直接 テーブルを回ってきたときに
話したことがある  その時 氏は 「ミシェルブラスのガルグイユは美味しいけれど ひらまつ流の
ガルグイユを食べてくれ」と 言い厨房に戻って 作ったことが あった

そんな気迫が 店にもオーナーにも感じなかった

  
夜の口コミ
'08/08/24 ('08/08 訪問)
  • ¥15,000 ~¥19,999
  •  
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築地人
築地人 (341)
(20代後半・女性・東京)
フレンチといえば リーズナブルなランチコースしか ちゃんと行ったことありませんでした。
その浅い経験の中で 斬新なフレンチより 
クラシカルなフレンチの味付けが好みなのが分かりました。

そして、フレンチは ソースが命(好みに合うかどうか)、好きな素材が得意なお店であるか…
正直 ジビエなどは苦手なので 単純にフォアグラをがっつり食べてみたいなぁ、と思いました。
高級食材ならば そこそこのお店ではなく 老舗の高級店でしっかり食べてみたい♪

そんな訳で クラシカルな味・ソースが命・老舗 そんなキーワードで ピンとくるのは こちらかと。

かなりボリュームがあるとの事だったので コースにはせず 食べたいものをしっかり食べれるアラカルトに。

フォアグラのソテー(6300円)×2、
オマール海老のグラタン風(5000円くらい)×2 を。

グラタン風は サバイヨンソースをかけて 表面を焼いたもの。

最初はビールでしたが 2杯目はワインに。 好みを言って 美味しいワインを頂くわけですが
いくらなのかが分からないのは不安なものですねー。(1杯2200円でした…)

アミューズは人参のムース。

フォアグラは しっかりした厚みで 2切れ。 ビネグレットソースで… 蕪添え。
ちゃんと美味しいのですが 私には1切れで十分でした。 
表面がカリっと 中はほんわり トロトロ… は 最初に感動し だんだん 胃に ずしり。

オマールは 美味しいなぁ、と自然と言葉が出る美味しさでした。
でも やはりサバイヨンが がっつり重く、海老がソースに負けてしまう感じ でしょうか。
食後の印象は ソースの事ばかり。
お酒がないと なかなか食べづらい味でした。

私は デザートを食べませんでしたが、友人のをちょっと頂きました。
かなり甘さがガツンとくる感じでした。

こちらはフレンチが好きな人が しっかりとクラシカルなフレンチを楽しむお店で
洋食系の、乳製品の、重さに食べ慣れてないと 難しいんだなぁ、と思いました。

ランチの 安く、ボリュームの少ないものを食べて 「クラシカルが好き」なんて知ったような事を言ってはいけないと 本当に思いましたー。

あとは メインに野菜の添えものが欲しかったかなぁ、と思いました!
やっぱり普段食べなれてるものが 欲しくなるんですねぇー

あとあと めちゃくちゃ気になったのがメニューのチープ感!
単なるラミネート加工で 消耗してる感じも…
せっかくの素敵な空間なのに もったいない気がしました。

夜の口コミ
'08/08/23 ('08/08 訪問)
  • ¥15,000 ~¥19,999
  •  
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正統派フレンチの老舗。ミシュラン一つ星。
十年近く前、移転前の店舗に母が友人と行って、
ことあるごとに「あそこのソースは美味しかった」という自慢を聞かされていましたが
ようやく訪問する機会に恵まれました。

平日ランチなら、予約なしでふらりと訪れても大丈夫なようです。
意外とミシュラン効果は一時的なんですね。

店内はそれほどかしこまらない雰囲気。
きちんと系なら普通の服装でもOKそうです。
天井が高いので、開放感は抜群です。
サーヴィスの方も気さくで、肩肘張らずにすみました。

6300円のコース。

【オードブル】(3種からchoice→テリーヌ)
鴨のテリーヌ、白身魚のテリーヌが半分ずつ。
選択肢にテリーヌを見つけたら必ずオーダーするくらい、テリーヌ好きです。
特に魚介のテリーヌが好き。
盛りつけも綺麗で、目で楽しみ舌でも楽しめ、お肉もお魚もどちらも美味でした。
最近テリーヌを出すお店が少ない気がするので、これは嬉しい。

【ポタージュ】(オニオングラタンスープ)
ポタージュって書いてあるからクリームベースのスープを期待していたのですが…。
手間暇かけたコンソメは確かに美味しかったけれど、少しがっかり。

【メインディッシュ】(魚肉各2種ずつからchoice→アンコウのポワレ)
アンコウ独特のぷりぷり感が何とも◎
和風アンコウ料理とはまた違った感じで、甘酸っぱいソースとの相性が抜群です。
母親が食べてた仔牛のソテーも、フルーツ系の甘い(でも飽きない)ソースが絶品。
最近は薄味で素材の味を活かしたフレンチ(ヌーベルキュイジーヌというらしい)が流行で、ソースは素材の味を引き出す添え物的な扱いが多い気がしているのですが
ここはソースと素材がぶつかり合って上手く調和できている感じです。
どちらが良いというわけではなく、どちらもそれぞれに良さがあって好きですが
濃厚なソースにこだわった正統派フレンチもやはり魅力的だと
改めて思わせるメインディッシュでした。

【デザート】(ワゴン)
ワゴンなのに種類少ない…。
個人的には種類豊富なワゴンか、そうでなければそこでしか食べられない一皿デザートか、どちらか希望ですw

・チョコレートケーキ
一番美味しかった。表面のとろりとしたチョコが絶妙。
数日前に食べたイデミ・スギノと比べても遜色なし。

・胡麻とバニラのケーキ
正直微妙…正統派フレンチのお店が無理して和風に手を出しましたという感じ。
なだ万のアーモンドケーキを思い出した。
和洋折衷デザートはレストランよりもカフェの方が秀逸な気がしますw

・アロエのレモンスープ仕立て
斬新でした。アロエが柔らかめのナタデココのような食感で、さっぱりしていて軽く食べられる。他のデザートを食べきって最後に食べるのに最適。甘いのが苦手な人でもいけそう。

【総評】
ソースは三つ星店と比べても遜色ない、むしろピカイチ。
濃厚なソースで素材をごまかすっていうタイプではないです。
ただ、メインに比べてデザートはちょっと物足りないかな。

ていうか今気が付きましたが
青山のマノワールディノも井上シェフのレストランだったんですね。。。
はるか昔(確か中学生の頃)なので朧気な記憶しかないですが
鴨のソース(オレンジベースだったかな?)が美味しかったのは覚えています。
どおりで。
昼の口コミ
'08/08/03 ('08/02 訪問)
  • 評価:4.0
  • 評価:4.0
  • 評価:4.0
  •  
  • ¥6,000 ~¥7,999
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わたしがおなかにいる頃に何度か、
そして大きくなってからまた度々訪れるお店。
おなかにいるときも、母にいろいろお声をかけていただいたらしく、
わたしが大学入学のお祝いで訪れた際も、
ワイン片手に「そうか~、俺なんて中卒だからさ~!!」
なんて笑いながらお祝いの言葉をかけてくださったり、
いわゆる世間で言う「高級」なお店だし、出てくるお料理も、ワインも、デザートも、
店内の雰囲気も、そして従業員の皆様も非の打ち所がないくせに、
すべてが気さくで気取っていなくて、なんて素敵なお店だろうなぁと思います。
重厚感のあるどっしりとした王道のフレンチ、大好きです。
大切な日や、とっておきのおいしいものを食べたいときに、行きたくなる大切なお店です。

あ、メニューの名前のセンス、素敵だなぁと思います。
夜の口コミ
'08/06/26 ('06/12 訪問)
  • 評価:5.0
  • 評価:5.0
  • 評価:4.5
  • ¥30,000 ~
  •  
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前菜の、リードボーのフリットが忘れられず、ひと月に2度訪れました。1ダースの赤ワインを、ボトル1本分になるまで煮詰めるという、凝ったソースが魅力的な、古典的フレンチです。子羊のパイ包みも美味。これだけ手間のかかったソースのクラシックフレンチを、このお値段で頂けるのは、イノさんだけではないでしょうか?

リモージュのお皿の数々も素晴らしく、能舞台をイメージしたという内装も落ち着きます。接客も、フレンドリー過ぎず、程よく話しかけてくださって快適です。

ただ・・井上シェフが客席で、お知り合いの方と飲んでいるのです、ワインを。せめて、他の客席に挨拶してからなど、気を使っていただけたら・・それだけが難点です。
昼の口コミ
'08/06/07 ('07/08 訪問)
  • 評価:5.0
  • 評価:4.0
  • 評価:5.0
  •  
  • ¥6,000 ~¥7,999
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ふふふっ
ふふふっ (201)
(30代前半・男性・東京)
 昨今カンテサンスのような路線のフレンチが流行を突っ走っている中、ソース主体のクラシック料理で、日本におけるフランス料理を長年支えてきた紛れもない名店です。
 
 フレンチ好きの方で井上旭シェフの名前を知らない人はおそらくいないでしょう。フランスの「トロワグロ」「マキシム」などでの経験などを聞くだけでも、こちらの料理への期待で胸が膨らみます。

 以前より行きたい行きたいと願っていたお店でしたが、今回念願かなって初訪問!どんなにこの日を待っていたか!

 先に結論だけ言ってしまえば、「クラシックフレンチは最高!!」という言葉に尽きてしまいます。というか、そうとしか言えないのです。重厚で深みのあるソース、絶妙な火入れなど、全てを心の底から楽しめた至高の時間でした。

 お店は京橋駅の目の前という最高の立地。明治製菓ビルの1階です。
 
 ドアを目の前にして思うこと。期待、緊張、不安、様々な感情が入り乱れます。何か語りかけてくるような雰囲気が、ドアの中から感じられます。
 重厚なドアを開けると、そこはグランメゾンをも髣髴とさせるような空間。すぐに笑顔の女性が迎えてくださり、全く緊張することはありません。というよりもどことなく落ち着いてしまう雰囲気です。心のどこかに潜んでいた不安は消し飛ばされてしまい、残るのは期待の気持ち!

 店内に入るとまずはウエィティングバー。使用されているのかどうかは不明ですが、こういう遊びのスペースを持っているということはフレンチレストランには大事と思います。

 店内はかなりゴージャスな内装。アール・ヌーヴォー調の内装はフレンチレストランとしての堂々たる格を感じさせます。天井も高く、広々とした雰囲気はgood。席間も非常に広く取られており、周りなど何も気にしないで済む上質な時間を約束された感じになります。

 サービスは格式の高さを失わない程度に、非常にバランスの取れたフレンドリーさで接してくださいます。目配りも効いていて、心地よい食事を過ごせました。
 カトラリーはERCUIS、食器はRAYNAUDで揃えられており、こちらも申し分ありません。

 客層は明らかに他のフレンチのお店とは異なり、年配客が主体。おそらく相当常連さんもいたのでしょう。

 こちらのお店は3種類のコースとアラカルト。アラカルトも非常に種類が多く、前菜、メインともに様々な料理から選択できます。
 今回は21000円のコースを頂きました。こちらのコースは井上シェフのスペシャリテ満載という嬉しいコース。アラカルト派の私も今回ばかりはこちらのコースでお願いしました。
 ちなみにこちらのコースは、結構一品一品が大きなポーションで提供されるため、十分にお腹を空かせてから望むのがベストです。

①温泉卵にトリュフピューレ
 半熟の卵にトリュフの薫り高い濃厚なソースがベストマッチ。これをスターターとして持ってこられると、否が応でも期待は高まります。
②オマール海老とインゲン マッシュルームのソース
 マッシュルームの香りがしっかりしたソースですが、オマール海老との相性はgood。インゲンもオマールとの食感の違いが楽しめました。個人的にはもう少しソースの味が濃くてもよかったかな。
③フォアグラのフラン
 濃厚に旨味を凝縮されたフランだ。熱々のうちに全てを平らげてしまいました。旨味たっぷりなのにしつこくないのが不思議。
④舌平目のブレゼ アルベール風
 こちらのスペシャリテの一つ。
 マキシムの伝説のメートル・ド・テルであったアルベールが考案したというソース・アルベール。
 このソースを使った舌平目のブレゼは何回か食する機会がありましたが、今回頂いたこちらの料理は全く格が違います。
 とにかく味わい深い!どのような言葉で表現してよいかは分かりませんが、舌平目との相性は抜群。舌平目の火入れも絶妙で、この濃厚なソースをしっかりと受け止められるだけの素材に昇華させられています。今まで食してきた舌平目は何だったのか・・・。
⑤子羊のパイ包み焼き マリアカラス
 この料理こそシェ・イノの代名詞!
 フォアグラとトリュフを中心に詰めた羊肉をさらにパイで覆った至高の一品。
 このパイ生地がしっとりとしていて味わい深い。やや淡白な羊肉にフォアグラとこのパイ生地が最高の組み合わせ。羊肉のキュイソンも完璧!
 そして、この料理の最後の核もソース。ソースが全てを包み込み、それぞれに主張の強い素材をうまくまとめ上げている。見事すぎる・・・。
⑥ケーキ各種
 ワゴンサービスで提供されるデザートはやはりウキウキしますね。
 今回はモンブラン、バリブレスト、チョコレートケーキ、オレンジタルトなどを頂きました。どれも水準以上の味わいで、特にモンブランは栗の甘みが十分に引き出されており、満足できる一品でした。

 久々に感動できるフレンチに巡り合えました。しかし、決して流行になるような系統の料理ではないでしょう。
 今回店を見回してみても年配の方しか目に入りません。やはり、このようなクラシック料理は若い方や女性客には受けないのかもしれないです。
 最近は少量多皿料理で、素材を活かすようなあっさりとした料理が主体のコースを提供している店が流行っているのに対し、こちらのように直球勝負で挑んでくるようなガツンとしたフレンチは敬遠されがちなのでしょう。
 でも別にいいのです。だれがなんと言おうと、こちらの店のスタイルが好きな人たちは数え切れないくらいいるのだから。私もその中の一人に過ぎません。
 しかし、今回再認識したのは、やはりフレンチは「ソースが命」ということ。翌日胃にもたれるかもしれませんが、私にはこの店のフレンチが極上のものと思えて仕方がありません。
 今度はアラカルトで、いろいろな料理に挑戦してみたいと思います。再訪は疑いありません。
 
食事   9.5/10
サービス 8.5/10
コストパフォーマンス 7/10 
おすすめ!

子羊のパイ包み焼き マリアカラス 、 舌平目のブレゼ アルベール風 、 温泉卵にトリュフピューレ

夜の口コミ
'08/05/25 ('08/05 訪問)
  • 評価:4.5
  • 評価:4.5
  • 評価:4.0
  • ¥20,000 ~¥29,999
  •  
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piece-of-cake
昨晩は、久しぶりに、仲良しの友人達と京橋のシェイノへ行きました。

私はお菓子もお料理も家で作るのが大好きですが、
外食も大好きです。
でもやっぱり外食は、肩肘はらずにアットホームで
美味しいものを頂けるお店にどうしても足はむいてしまいますよね。

店内が暗く、少し写真が見にくいですが、定番の二品を掲載します。

舌平目のプレゼ “アルベール”


ちなみに。。。アルベールとは。

【ソース・アルベール】
マキシムの名給仕長の名にちなんだ、舌平目や平目に用いられるソース
シャンピニョンとエシャロットを炒めた中にノイリー酒を加えて煮詰め、魚のだし汁に少...... 続きを読む別ウィンドウで開きます
'08/03/26 ('08/03 訪問)
  •  
  •  
さやママ
さやママ (117)
(30代前半・女性・東京)
接待で行きました。珍しくされる側だったのでよりいっそうくつろげたのかもしれませんが、それを抜きにしても良いお店だったと思います。ちなみに値段は下戸で接待経験強の私が予想した価格です。ワインを飲まれるときっともっと高くつきます。
しかしながら特別な日に行くのにふさわしい店ではないでしょうか?
あの小さな小さな入り口を抜けると広がる特別な空間はまさに特別な日という感じです。予約は必須だと思います。私たちは10人以上が入れる大きな個室を用意されたのですが、本当に重厚で素敵なお部屋でした。
料理も素晴らしい素材を惜しみなく使っておられて味付けもしっかりとソースも絶品です。ただ値段がはるので簡単には行けないお店ですね…また行きたいです。
夜の口コミ
'08/02/29 ('08/02 訪問)
  • 評価:4.5
  • 評価:3.5
  • 評価:5.0
  • ¥20,000 ~¥29,999
  •  
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cecilo
cecilo (1683)
(40代後半・男性・東京)
今からおよそ25年近くも前の、バブル華やかりし頃のこと。
当時の会社では月に一度、会社持ちで社員同志の親睦を兼ねた夕食会があり、会社からも近かった当店は、何度も訪れたことがあります。
今は知りませんが、当時は、ほぼ毎回訪れる度に、食事中や食後に井上シェフご自身が客席に現われ、細やかに色々と気を遣ってくれていたのを思い出します。

最後に訪れたのは、忘れもしない、妻と迎えた初めての結婚記念日のディナー。
ってことは、それでももう、既に20年以上も昔のこと。

年配のフランス人のメーテル・ド・テルが、ぼくら2人のテーブルに付きっ切りで面倒を見てくれ、とても楽しく晴れやかな一晩が過ごせました。
但し、その晩の勘定は、夫婦2人分合計でおよそ8万円。
それから20年以上の時を経た今もなお、我が五十年足らずの生涯で、自腹で食した夕餐の中では「トップ3」に入る大散財でありました。
(その自戒の意味も込め?その晩の明細書を記念に暫くとっておいた覚えがあります)

卵の殻を使った「生ウニとキャビアの冷製」からスタートしたその夜の食事の内容は、今もかなりのところまで思い出すことができます。
もちろん、そのどれもが素晴らしく美味しかったことも。

でも、たぶん、再びお邪魔する機会はまずなさそうですが。
夜の口コミ
'08/01/12 ('00/01 訪問)
  • ¥30,000 ~
  •  
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フレンチ好きの友人と、一度は入ってみたいよね~と出かけました。店が分からず、交番でも分からず、困って顔を上げたら目の前の店のひさしに店名が!と近づいてみたら移転先が書いてあり・・・やらなんやらでやっとたどり着きました。

明治製菓ビル(チョコレートカフェの隣)と、なんとも分かりやすい場所でしたが、店構えは高級ブティック風で気づきませんでした。

そんな訳で汗だくでたどり着いた我々はすっかり気後れしてしまったのですが、せっかく来たので入店。予約なしでも入れました。

店内は広々していて、表から見た感じとちょっと違いました。入口でもそうでしたが、接客は感じが良く、居心地の悪さは感じません。

ランチコース(4,980円)と白赤1杯ずつグラスワインを飲んで、この位のお値段。お料理はどれもおいしかったです。ワインもちょうどよい温度でしたが、気持ちもう少し注いでくれたら嬉しかったなぁ。

おしゃれしていくお店って感じでしょうか。
でも、服装はおしゃれしていても、宴会風の団体がいたりして、???な雰囲気でした。

友人とたまのお食事会が妥当かしら。
昼の口コミ
'07/03/20 ('06/08 訪問)
  • 評価:3.0
  • 評価:3.5
  • 評価:3.0
  •  
  • ¥8,000 ~¥9,999
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R923E
R923E (502)
(40代後半・男性・埼玉)
採点だけ5点と付けているのは乱暴かと思い、その根拠を少しだけ記しておきます。

1990年前後に愛用していた「グルマン」という本では東京に6店しかない三つ星にランクされていましたが、それを見て出かけたのが最初の訪問です。他の三つ星店より若年でも行きやすかった雰囲気という理由もありますが、2001年まで5回は出かけました。

私にとってフランス料理のソースの奥深さを教えてくれたお店です。あわせて魚料理は焼き加減ひとつで素材を生かしたり殺したり出来るということを経験させてくれた店でもあります。そういう意味で、今のフランス料理好きの私の原点となった店だと思っています。

デザートの水準は他の三つ星レストランよりもかなり落ちますが、フランス料理店での前菜と魚料理そしてスープに関しては、パリで食べたレストランを除くと私の1番であるという意味で満点を付けさせていただきました。ただドリンク別で2万円以上かかる店には行ったことはありませんので、あくまでその範囲でのトップ評価です。

直近でも5年以上前ですので、場所も変わったとの事でせめてランチだけでも近い将来伺えればと思っています。みなさんのレビューを見ていると評価が変わりそうですが。

※2008/10/11補足
Delicious Soldier さんのレビュー写真を見ると、昔ながらの料理もある中で、ずいぶんとケーキ類が良くなっているように見えた。
それだけが不満だったので、出来れば年内に家内と共に再訪問したいと思う。
昼の口コミ夜の口コミ
'06/07/23 ('01/01 訪問)
  • 評価:5.0
  • 評価:5.0
  • 評価:4.5
  • ¥10,000 ~¥14,999
  • ¥5,000 ~¥5,999
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雪桜
雪桜 (178)
(女性)
 久々のフレンチにウキウキして出かけた。ただの洋食屋をフレンチと言う人もいるようだが、私は理解できない。やはり、サービスはもちろんのこと、内装や調度品、出てくる料理の構成・内容など、いろんな事にフレンチのフレンチたるものがなければフレンチとは呼べないからだ。

 本日訪れた「シェ・イノ」は当然ながらフレンチと呼ぶに相応しいお店だ。それだけでなく、フレンチの老舗でもある。ビルの一階にあるのだが、看板等がみつからず、素通りしてしまいそうになった。

入り口の横の小さいウィンドーにメニューが飾ってあり、思わず覗き込んでしまった。「マリア・カラス」の文字を見つけ、改めてよく見ると「Chez Inno」と書いてある。安心して、ドアを開いて入った。

 予約の名前を告げると、壁際で中央辺りの良い席に案内された。天井が高いことに驚いた。天井が高いと開放感や高級感があるのだが、諸事情により、なかなか難しいのはわかる。が、やはり天井が高いと落ち着くので嬉しい。

その天井には、シンプルなシャンデリアがあり、色取り取りのランプで模様が成されている。シェフが修行してきた店のマークだと連れが教えてくれた。飾りのステンドグラスに合わせた彩なのかもしれないが、青・緑・黄・オレンジなどの派手な色使いよりはシンプルにした方が上品だと思った。

 フロアは広く、席間も狭くはなく、ゆっくり食事ができそうだ。まずは食前酒にペリーニを頼んだ。生の桃が使われているだろうと期待して頼んだのだが…少し金属の味がしたので、おそらく缶詰の桃が使用されているのだろう。残念。

 女性用の値段の書いていないメニューを眺め、連れと相談する。「仔羊のパイ包み焼き マリア・カラス」は絶対に食べたいと思っていたので、それをメインにしつつ、メニューを構成する。

ギャルソンに相談したら、前菜とメインで十分で、もし加えるとしたら魚料理をシェアしても良いでしょうとアドバイスされた。

 アミューズ・ブーシュは「カリフラワーのムース」だ。カリフラワーの味が生きていて、滑らかな舌触りで美味しい。

 前菜は「オマール海老のカブ包み」は色彩が綺麗だ。トマトの赤、アボガドの緑、パプリカのオレンジや黄色、蕪は白と赤の2色が使われている。グレープフルーツを使った酸味のあるソースが海老の甘みを一層引き立てていて、とても美味しい。

 魚料理はシェアした「ブイヤベース」だ。白身・帆立・オマール海老などの具を魚介類のベースのスープで頂く。アイオリソースを付けると一層美味しくなった。まろやかでいて、しつこくなく、コクはある。美味しい。

 メインは「仔羊のパイ包み焼き マリア・カラス」だ。古き良き時代のフレンチを彷彿させる、どっしりした料理だ。パイの中に、フォアグラとトリュフを巻いた羊肉が入っている。ソースはトリュフが使われている濃厚なものだ。

 前の2品もソースがとても美味しかったのだが、これが私の一番好きな味だ。酸味のあるコクのある濃いソースがとても美味しい。残ったソースはパンにつけて残らず頂いた。

 チーズが強制されないのも良い。チーズよりはデザートが食べたい私は、いつも胃の限界を感じつつ2~3種類くらいのチーズを頼むか、断るかになってしまっている。デザートが入らなくなるよりはチーズがない方がありがたい。

 デザートは久々のワゴンサービスをお願いした。単品の「胡麻のブラマンジェ」等も気になったのだが、やはり今回は、最近少なくなってしまったワゴンサービスに決まりだ。あれこれ沢山食べたいので、どれも少しずつにしてもらった。

 「無花果のタルト」「ショートケーキ」「チョコレートケーキ」「さくらんぼのタルト」「バニラアイス」「マンゴーシャーベット」「桃とハーブのシャーベット」

 「桃のシャーベット」はハーブが入っていて、期待した味ではなく残念だったが、「バニラアイス」はバニラビーンズが入っていて、コクがありとても美味しい。他のケーキやタルトも、パイなどが得意なのだろうなと思える通りに、とても美味しい。

 おそらく満面の笑顔であっと言う間に平らげたのを見られていたのだろう。ギャルソンに「お代わりをお持ちしましょうか?」と聞かれた。気持ちは食べたくても、胃がすでにギブアップ状態だったので、残念ながら、辞退した。

 このお店ではコーヒーに小菓子は付かない。小菓子がないのなら、デザートワゴンのケーキと一緒にコーヒーが飲みたかった。コーヒーの味は私の口には合わず残念だ。

 ギャルソン達は皆感じが良く、平日にも関わらず、店が早い時間から賑わっているのは良い店の証拠だろう。巷で言われているような年配の客ばかりということもなく、若い人のグループや家族連れなどもいた。ディナーは普通にいろんな人がいるようだ。

 
夜の口コミ
'06/07/09 ('06/07 訪問)
  • 評価:4.0
  • 評価:3.5
  • 評価:3.5
  • ¥20,000 ~¥29,999
  •  
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 「フランス料理におけるソースとは、料理そのものである」と言われている。東京フレンチの中で「ソースづくりの名人」と称されている井上旭氏が、オーナー兼シェフを務める京橋にある「シェ・イノ」を訪問してみた。

 井上氏の経歴は二十一歳にて渡欧され、七年間もの間、フランスの「トロワグロ」や「マキシム」など名だたるレストランで修行されて二十七歳の時に帰国されている。その後に銀座レカンの総料理長などを経て、三十四歳の時に街場のフレンチレストランのシェフとして独立されている。

 フランス「マキシム」に於いてソーシエ(ソース担当)を任せられていたことからも、その技量は卓越したものだと推察できる。また帰国後に、帝国ホテルのフレンチレストランで、力量より劣る箇所に配置されたと僅か四日間で、帝国ホテルを辞職された逸話など、誠に己の仕事に誇りを持った料理人である。大樹に寄らず小さくとも一国一城の主たる生き様は、其の頃から養われていたのだと思う。

 そしてジョエル・ロブションに代表される最近のヌーベルキュイジーヌ(素材を生かし濃厚な味付けを控え、量も少なくする。) を真っ向から批判して、古典的な正統派といわれるフランス料理を継承する料理人である。

 平成十四年十二月に移転したという店は、落ち着いた天然木を基調としており、ダインニングの天井高も高く贅沢な居心地の良い雰囲気を醸し出している。ホールのキャパシティーは六十席ほどであろうか。

 アペリティフはシャンパン(二千八百円)を貰う。ここの晩のコースは一万三千円、一万五千円などがあるが、メートルと相談して本日は、この店の定番料理などをアラカルトでお願いすることにした。ワインはソムリエに赤白グラス(二千円)でお任せした。

 本日供された料理は、つぎのとおりだ。

① アミューズ「カリフラワーのムース」

② 前菜「オマール海老のカブ包み」(五千円)
(薄切りされた蕪に、トリフ、半生のオマール海老、トマト、アボガドなどがサンドされている。グレープフルーツの甘酸っぱいソースと素材との相性が抜群の一皿だ。美味い。)

③魚料理「ブイヤベース」(一皿をシェアしてもらう。五千四百円)
(甲殻類などの出汁が効いた濃密な海鮮スープである。その具は白身魚、オマール海老、貝柱など。正に黄金のスープと呼ぶに相応しい味わいであった。)

④肉料理「仔羊のパイ包み焼き マリア・カラス」(七千円)
(この店の三十年来のスペシャリテである。仔羊の背肉に、フォアグラ、トリフ、マッシュルームなどのピューレを詰めて焼き上げてある。濃厚で芳醇なソースで食べる。赤ワインと合わせるとその美味さが増していくようだ。)

⑤ワゴンデザート(千六百円)
(ショートケーキ、アロエのシロップ煮、パイナップルのタルトタタンの三種を貰う。)

⑥コーヒー(八百円)

 料理全体の印象は、「ソースづくりの名人」の店に相応しく、供された料理はどれも美味しくは感じられたが、特に感動するような逸品の料理はなかったように思う。濃密で芳醇なソースと料理は、私には食後重いかなという感は否めなかった。

 ここのスタッフのサービスレベルは高く、誠に快適な時が過せたと思う。当日の晩は、店内は殆ど満席の状態であり盛況である。そして居合わせた客達は、殆どの方が静かに料理を楽しまれているようであった。客達は、供されたソースの味を通じ井上シェフの稀有なる底力を感じていたに違いない。


ホームページの「東京食道楽記(極上の味を求めて)」では、男女二人が、それぞれの視点から、食べ歩きの原稿を書き上げております。興味のある方はご覧になってください。
http://www18.ocn.ne.jp/~gokujyou/
夜の口コミ
'06/07/05 ('06/07 訪問)
  • 評価:3.0
  • 評価:4.0
  • 評価:4.0
  • ¥20,000 ~¥29,999
  •  
この口コミのURL コメント (0) [ 有効 17票 / 17票 ]
結論からいうと、自分から率先してこのお店に行こうとは思わないです。
誘われたら行く。かな。

土曜にバースデーランチでうかがいました。

店内は、大通りに面しているにもかかわらず静か。
隣は100% Chocolate cafe
食事終わったら、100% Chocolate cafeでチョコでも
と思いましたが、近くすぎてお腹いっぱいでした。
仕切りをとりはずして、店内を広くしてパーティーができるそうです。
ウェディングとか。

ランチコース
3700円
パン
スープ
メイン
デザート