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うな重(鶴) (\3,150)、 善国寺(定食) (\5,250)
うな重 鶴 (\3,150)
白焼き (\3,000)、 蒲焼 (\3,000)、 肝焼き、鰻作、鰻まき (\1,000)
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| 店名 | 秋本 (あきもと) |
|---|---|
| ジャンル | うなぎ |
| TEL |
03-3261-6762 ※お問い合わせの際は「"食べログ"を見た」とお伝えください。 |
| 住所 | 東京都千代田区麹町3-4-4 |
| 営業時間 | 11:30~14:00 17:00~20:00 |
| 定休日 | 日曜・祝日(7月、8月以外の第2土曜) |
| 設備・サービス | ランチ営業 |
| ホームページ | |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥5,000 ~¥5,999 | [昼] ¥3,000 ~¥3,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 友人・同僚と |
| 初投稿者 |
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「敷居の高そうなうの字の暖簾」に勇気が出ず、もう5年も遠巻きに見ていた麹町秋本。今回、初めて行ってきました。
入ってみたらびっくり、ほんと込み合いまくりのテーブル席で、町の蕎麦屋?的内装。
外見の風情が吹っ飛びました。
・・・
といっても(多分昼はほぼいつも)満席。入口の脇の、まさに鰻の寝床みたいな通路で待ちます。まあでも椅子に座って待てるし。料亭の裏側見ちゃった的雰囲気だし。振り返って思い出せば、室内よりもこちらの方が居心地がよかったりして。
で、ここからはレジが見える。見てると、とても回転が速い。なのであまり待つことなく、中に入れました。外から行列があると見えても臆する必要はないようです。
入って、びっくり。先ほど見た「テーブル席の風情のなさ」もあらためて驚きですが(注:他にも座敷がありますが、今回はテーブル席)、それ以上のオドロキは、なんとそのオジサマの多さ。みな黒スーツ・白髪交じり。
たまに女性もいらっしゃいますが、ほぼ男性、かつ半数近くが50代?の諸先輩方。「この街のナイスミドル(死語)がここに集結???」と思うほどの、オジサマがたに圧倒されます。40代になりたての僕はお子様みたいで、端っこで小さくなるばかりでした。
(ひとり私服の男性がいると思ったら、某靴下で有名な「○助」社長だったあのお方。
でもこの方も、諸先輩方に負けない迫力あるエグイ存在感なんだよなあ。)
・・・
お願いしたのは3300円の梅定食。「3300円のお昼?」を高いと思う方もいるかもしれません(というか、いるでしょう)。しかもここは。まるで街の蕎麦屋みたいな装いです。
でもこのクラスの注文が、どんどん出ていきます。まるで1200円のカツどん定食を頼むような顔で、平静を装いながらオジサマたちがどんどんこのクラスの注文を出す。なんだかちょっと、おかしな錯覚に陥ります。
平静を装いながら。俺のまだかな的な顔で心待ちに。ちょっと落ち着かず店内をきょろきょろ見渡し続ける黒スーツ・白髪交じりの諸先輩の顔・顔・顔。
(こういうの表現させると、週刊朝日の東海林さだお氏が抜群なんだろうなあ。)
思うに。ここは彼らにとっての「日常のちょっとした贅沢」。白髪交りの諸先輩方の週一回のパラダイスなのかもしれません。OLさんがビストロに行く感覚でしょうか。
その上で。感心するのは、出てくるのが結構早い。
評判の「あまり気配りが足りない」・「相席を要求する(もちろん私も相席)」給仕のオバサマ陣ですが、多分彼女達なりにベストを尽くしてます。くるくる動いています。
厨房もスピーディで、現場もスピーディ。かつ皆鰻の擬似単品経営。なので、出てくるのが結構早い。
・・・
で、梅定食。「鰻」・「御飯」・「おしんこ盛り合わせ」・「肝吸い」が乗っています。
特徴的なのは、鰻が御飯と別皿で出てくる点。で、テーブルには醤油瓶のようなものが置いてあり、ここに鰻のタレが入っています。それをお好みで御飯にかけて食べるスタイルです。鰻をタレで汚し過ぎないようにする工夫なのかもしれません。
実際、「蒸し」の鰻は実にソフト。「舌に乗せると溶けて消える」典型的な、「ふうわり」とした品のいい鰻です。
これを舌に乗せながら、お好みでぶっ掛ける甘辛のタレに染まった御飯をほおばる。
なかなか。素敵で普通においしいです。
普通においしいというのは、本当にそのまま。「普通に」おいしい。すごい個性があるわけではないです。
すごい個性があるわけではないですが、鰻の蒸し具合・味の濃さ・味の甘辛加減、いずれも「普通に」とてもおいしいです。
なるほど。こういう渋いお店の普通のうまい料理が、「東京いい店美味い店(文藝春秋)」が紹介したくなる店なんだよな。そんなことを、改めて再確認します。
(注:載ってます。5段階評価の3つ星。)
・・・
かつ。街の蕎麦屋然としてますから、雑然としていて普通に落ち着かないです。行列まだありそうだし。ヒトに迷惑かけちゃいけないと、小さいころ教わったし。
なので。たいした雑談もせず、基本みな黙々と食う。
出てくるのが早い鰻を、心地よく落ち着かない中で皆が黙々と食べ、早々と店外に出る。
非常に効率的なコミュニティが、ここにあります。
サラリーマンの昼食の基本は、「早い」「うまい」。それを、思い出しました。
ただ、「安く」はないのが吉野家と違う点。まあ、鰻ですから。しかも結構ちゃんと頑張っている鰻ですから。安くはないです。
意外と早く、普通に旨くて、心地よく落ち着かない。で、ちょっと贅沢。
そんな、白髪交じりの諸先輩方の、週一回あるかないかの楽しみ昼御飯。
それが、麹町秋本でした。
おかげで元気になった気がします。ごちそうさまでした。^^