この口コミは、Delicious Soldierさんの主観的なご意見・ご感想です。あくまでも一つの参考としてご活用ください。
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フレンチとイタリアン編その1 3周年記念メニューはイタリアン!
'09/03/22
('09/03 訪問)
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Delicious Soldier (112) さんの口コミ (30代後半・男性・埼玉)
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アンティパスト・ミスト
18票 [大きな写真]
オマール海老のパスタ
18票 [大きな写真]
手打ちパスタのカルボナーラ
17票 [大きな写真]
カサゴのロースト(2人前)
18票 [大きな写真]
三陸産アワビのソテー
23票 [大きな写真]
旭川産蝦夷鹿のパイ包み
23票 [大きな写真]
国産牛フィレ肉のグリル
30票 [大きな写真]
今回の主役の一人 ピアノ
24票 [大きな写真]
空豆の冷たいポタージュ
37票 [大きな写真]
スズキの丸ごと1尾ロースト
34票 [大きな写真]
飾り菓子ヘクセンハウス
31票 [大きな写真]
仔牛のロニヨンのソテー
27票 [大きな写真]
和牛レバーのカルパッチョ
27票 [大きな写真]
イカスミの手打ちパスタ
25票 [大きな写真]
カボチャのポタージュ
26票 [大きな写真]
天使の海老と鱒のポワレ
27票 [大きな写真]
仙台牛サーロインステーキ
25票 [大きな写真]
各種ポタージュスープ
スズキ丸ごと1尾のロースト
古代豚のロースト
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2007年10月
仔牛の腎臓の良い物が入荷したとのことで、ディナーで訪問。新たにア・ラ・カルトが始まっていた。選択の幅が広がったのは嬉しいことだ。入荷したばかりの鴨丸ごと1羽ローストできるとのことでメインを、スープもメニューにはないが紫芋のポタージュにそれぞれ差し替えてもらった。
5千円のコースとロニヨンのソテーをオーダー。内容は以下の通り。ロニヨンは1皿を人数分に取り分けて貰った。
○海の幸のマリネ
海老、帆立、蛸などの魚介類と蓮根、人参、プチトマト等のマリネ。魚介も野菜も具沢山で新鮮。量はたっぷりだがサッパリと頂ける。かなり美味い。
○仔牛のコニヨンのソテー
ロニヨンは新鮮なため臭みがなく、コリコリとした食感が楽しめた。付け合わせの赤大根とロニヨンとの相性もバッチリだった。
○紫芋のポタージュ
隠し味にベーコンの風味が利いており、ベーコンの燻製の香りと塩味が紫芋のほっこりとした甘さを引き立てていた。ここのポタージュはどれも本当に美味い。
○クロソイのポワレ
皮がパリとしているのに身はジューシィで、火の通し加減は文句なし。付け合わせのキャベツも旨さと歯ごたえを残した食感だった。魚料理の出来はいつもより1ランク上をいっていた。
○鴨のロースト
丸ごと1羽調理して貰ったため、脂身のまったくないササミの部分等、いつもは味わえない部位も頂けた。鴨のササミは初めて食べたが、脂の旨さがある身の部分とは違い鳥肉本来の旨さが味わえた。
○デザート盛合せ
紅玉のシャーベットと姫林檎のコンポートが登場していた。特に紅玉のシャーベットは林檎の酸っぱさとシャーベットの甘さがマッチしており美味かった。
何度訪問しても幸せな気分を満喫させて貰える。使い勝手の良い地元の誇りの店だ。
2007年10月
ランチで訪問。和牛レバーのいい物が入荷し、2日間ぐらいならばカルパッチョでも頂けるとのことなので、アラカルトでオーダーした。レバーのカルパッチョの上にはたっぷりのマッシュルームとクレソンが乗っており、ソースは酸味の利いた味わい。レバーはかなりの甘みがあり、弾力のある歯ごたえで新鮮な味わい。マッシュルームとクレソンもかなり新鮮な物でレバーとの相性はバッチリだった。
いつもと異なる所ではさいたま芸術劇場で行われている演劇「オセロー」にちなんだコースが登場しており、5千円のオセロコースオーダーした。イカスミの手打ちパスタやイカスミパン等、海辺の街をイメージしたコース内容になっていた。写真は相方のオーダーの料理も掲載。
2007年9月
土曜にランチで訪問。シェフ自ら北海道から採ってきたばかりのキノコがあるとのことで付け合わせに出してもらった。素材のうまさをそのままドカンと皿に盛る料理を出したいとのこと。料理に対する情熱は相変わらずの様だった。
年齢に応じて前菜やメインの構成を変えてくたり、肉料理が苦手な同伴者がいると、魚のみのコースを組んでくれたりと融通が利くのもありがたい。
仙台牛のコースをオーダー。内容は以下の通り。スープは2種類からチョイス。
○本日の前菜盛り合わせ
マグロとアボガドのタルタル、ヒラメのカルパッチョのサラダ仕立て、ホタテのソテー。野菜が新鮮でサッパリと頂けるが前菜としてはかなりのボリュームがある。
○カボチャのスープ
カボチャのポタージュスープ。豊かなカボチャの風味がする。どこにでも有りそうで、なかなかお目にかかれない味。
○仙台牛のサーロインステーキ
○有機野菜のサラダ
和牛のサーロインステーキ。脂身がついているわけでは無いが、霜降りで凄いボリューム。付けあわせは採れたけのシメジ系のキノコ、ジャガイモ、茄子、ブロッコリー等。有機野菜サラダが一緒に出てくる。野菜は相変わらず美味い。ステーキが凄いボリュームだったので付け合わせとサラダで野菜たっぷりだったのが嬉しかった。
プロフィールの画像はこちらのだったんですね♪
プロフィールの画像、これから美味い食事がはじまるぞ!って感じがして結構気にいってます。
2007年12月
埼玉芸術劇場内のレストラン。劇場内で行われている劇に合わせた特別コースが登場していたり、ア・ラ・カルトが始まっていたりと訪問するたびにちょっとした変化のある店。今回は12月という事もあり、入り口や店内の内装がクリスマスバージョンになっており、ドイツの飾り菓子であるヘクセンハウスが各テーブルの上に飾られていた。
この店の楽しみは、なんと言っても毎月メニューが変更されるポタージュスープだ。今年は冷たいトウモロコシのポタージュ、栗のポタージュ、紫芋のポタージュ、今回のゴボウのポタージュ等を頂いたが、どれも素材の旨さをそのまま溶かした様な味わいでかなり美味い。特に夏に頂いた冷たいトウモロコシのポタージュは凄まじく甘みの強いトウモコロシを使っており、未だに忘れられない味だ。
地元の契約農家から仕入れている野菜も、新鮮で旨い物が揃っており、野菜を使った前菜や、メインの料理の付け合わせの野菜も楽しみの1つ。テイクアウトコーナーで季節の野菜の販売が始まったのも嬉しい所だ。他写真は未掲載だが、どっちの料理ショーの特選素材にもなった古代豚のソテーや、ジビエの季節には裏メニューとして蝦夷鹿肉のパイ包み焼き等が登場する。
山田シェフは一見取っつきづらい印象だが、料理に関する情熱の感じられる人柄。ジビエや野菜に関する面白い話を聞かせてくれたり、本日の裏メニューを教えて貰えたりする。
3、500円のPetit Menuをオーダー。コースの内容は以下の通り。
○前菜盛り合わせ
深谷葱を巻いたトリのソテーと茸のマリネ、レインボー鱒のマリネ、紫芋、紫キャベツのマリネ、人参のマリネ、自家製ピクルスの盛り合わせ。トリのソテーは鶏肉自体の旨味が濃く、深谷葱のシャキリした歯ごたえと合わさってかなり美味い。鱒のマリネも巻かれた野菜と鱒の相性がバッチリだった。紫芋のホッコリした甘さが皿全体の中でアクセントになっており、紫キャベツのマリネも独特の味わいだった。
○ゴボウのポタージュ
一口飲んだ瞬間にゴボウのポタージュだと分かる味。良い意味でゴボウの泥臭い風味が生きており、添えられたゴボウチップスにより更に風味が増している。ゴボウの風味に負けずにしっかりとポタージュスープとしての味も楽しむことが出来しみじみと美味と美味い。
○羊肉のローストとレイボー鱒のソテー
羊肉とレインボー鱒の盛り合わせ。どちらもシンプルに調理されており、素材の旨さがダイレクトに伝わってくる。魚と肉が一皿に乗って登場するのはどうかな?と思っていたが、鱒と羊の相性も良く交互に食べてもかなり美味かった。1年前と比べ、魚や肉料理への火入れもレベルアップした感がある。
○デザート盛り合わせ
林檎のシャーベット、洋梨のグラフティ、フランボワーズのムース、チョコレートケーキの盛り合わせ。どれも程良い甘さだが、中でも林檎の風味が生きてるシャーベットと全体のバランスが良く取れている洋梨のグラフティはかなり美味かった。
以前は野菜を使った前菜とポタージュスープを楽しみに通っていたレストランだが、最近は魚、肉のメイン料理やデザートのレベルアップが感じられ、ますます訪問する楽しみが増えてきた。
地元に美味くて、くつろげて、使い勝手の良い店があるのは非常にありがたい。ビストロなので値段もそこそこ。内装もシンプルながら洒落ている。さいたま市近郊の方にお薦めのレストランだ。
空豆のポタージュにデザインされているのは薔薇でしょうか?
印象に残る一皿です(^^)
あっ、Delicious Soldierさんの写真がある~。
この写真かっこいいですよね。
る·しゃ 様
コメントありがとうございます。
ポタージュの模様は薔薇の花だと思います。皿毎に違う模様が描かれてました。
プロフィールの写真は、自分の中での食べログのイメージにピッタリだったので使わせて貰ってます。
Delicious Soldierさん、こんばんは。
画像を見ていて、思わず「あっ」と言ってしまいました。
空豆のポタージュに画を描くとは中々オシャレなお店ですね。
るどるふ 様
ポタージュの絵は遊び心満載と言った感じです。
シェフは旨い料理とドカンと出したいと言ってました。
今回のスズキの丸ごと1尾ロースト、正にそんな感じの料理です。
2008年6月
有機野菜を使った前菜と季節のポタージュが美味い、さいたま芸術劇場内にあるレストラン。芸術劇場の中にあるだけに、シェフは若手の音楽家と組んでコンサート付きのディナー等もたびたび企画している。また芸術劇場で有名な演劇が公演されているとそれにちなんだスペシャルコースがメニューに並ぶ。今回は期間限定メニューの夏野菜のヘルシーコースが登場していた。
いつもの相方の他に、年配の同伴者も含め計4名で訪問した。店に入るとすっかり馴染みとなったシェフから、「スズキのいいのが入っているけど、4名なら切り身にせず1尾丸々ローストにして出せるよ。」との話があった。人数がいないと味わえない贅沢なのでコースに組み込んで貰った。シェフと相談しながら、みんなでワイワイメニューを決めていくのはかなり楽しい。前菜は4名それぞれ別々の物に、肉料理が苦手な同伴者はメインを帆立のローストに差し替えて貰った。会計時に確認したが値段もそのままだった。やはり馴染みの店と言うのは良いものだ。
3,500円(以下税込み、サービス料10%別)のコースと、スズキ1尾の丸ごとロースト(7千円、4人前)をオーダー。コースの内容は以下の通り。写真は同伴者のオーダーした料理も掲載。
○古代豚と鴨のパテ
差し替えでオーダーした前菜。4名全員にそれぞれ違う前菜が運ばれて来た時点でうちのテーブルはちょっとした注目を集めていた。豚と鴨を使ったパテの下にたっぷりの野菜のサラダ仕立て。胡瓜、小玉葱、カリフラワー等はパテに併せてピクルスに。パテ自体は豚と鴨の味が楽しめたが、個人的にはサッパリし過ぎておりもう少しボリュームが欲しかった。同伴者がオーダーした赤ピーマンのムースも一口貰ったが、こちらは見た目も涼やかで野菜の旨味と甘味が引き出されていた。やはりこの店は、野菜を主役にした前菜の方がお薦めだ。
○空豆を使った冷たいポタージュ
ここのポタージュはどれを飲んでも野菜の旨味が素直に引き出されている。今回のポタージュも一口飲めば空豆と分かる味わい。浮かばせた生クリームがアクセントになっており、混ぜて飲むとコクが増してより深い味わいとなる。
○スズキ丸ごと1尾のロースト
本日のメインイベント。テーブルの横に取り分ける台が用意され、大きな深皿にスズキが丸ごと1尾乗って登場。またも注目を集めるうちのテーブル。熱々の所をシェフが人数分に取り分けてくれた。ソースはバターソース。ソースを付けて食べるために、相性のいいオリーブの入った玉葱のパンも付いて来た。骨のまわりの身をはがしやすい様にと箸も用意された。流石に旬の魚を魚丸ごと一匹ローストすると、切り身にすると逃げてしまう魚本来の旨味が閉じこめられ、美味しさの次元が違う。身はジューシィで骨のまわりの部分は旨味が濃い。尻尾やほおのまわりの部分も骨からはがして食べられる。魚の1匹分の旨味が溶け込んだバターソースも絶品で、オリーブ入り玉葱パンとの相性も抜群。同伴者もみな喜んでパンに付けて食べていた。
○古代豚のロースト
どっちの料理ショーで特撰素材にも選ばれた古代豚のロースト。写真は初登場。古代豚は肉の旨味、脂の甘味共に濃厚ながら、サラリとしておりしつこさが無い。火入れもパワーアップしており食べた時の弾力も丁度良かった。付け合わせの野菜はシンプルにローストされており、玉葱、イタリアの青菜、ナスどれをとっても野菜の甘味が濃い。野菜ってこんなに甘いのかと感心させられる味わいだった。
○デザート盛合せ
黄色のトマトのタルト、トマトのシャーベット、ヨーグルトのシャーベット、オレンジのケーキの4品。ヨーグルトのシャーベットはいつもの定番。タルトに使われている黄色のトマトはフルーツトマトと普通のトマトの中間の様な甘さで、食感的にもタルトにマッチしていた。トマトのシャーベットの方は自然な甘味の中に程良く酸味が利いている。
煮詰めたオレンジの皮が乗せれたケーキも、苦みと甘味のバランスがとれており旨い。夏向けのサッパリとした甘さのデザート盛合せで、これも同伴者全員に評判が良かった。
今回はコースとしての流れも丁良く、前菜からデザートに至るまで季節の味わいが楽しめた。特に普段は味わう事の出来ない、スズキの丸ごと1尾のローストは素晴らしい出来だった。これだけの物を頂いて、お一人様6千円以内で上がってくる会計はかなりのお得感がある。地元の誇りのビストロ顕在と言った所だ。
今回「ガラスの仮面」スペシャルメニューもあったんでしょうか
「月影先生ケーキ」とか・・・
コース名に紫のバラコースと言うのがあったような。
「月影先生ケーキ」は是非 桑畑様よりリクエストを。
野郎には木っ端ずかしくて出来ませぬ・・・。
2008年 8月
さいたま芸術劇場内にあるレストラン。同伴者より、「シェフの顔を見に行こうか」と誘われ、急きょ訪問の運びとなった。
只今芸術劇場ではガラスの仮面の演劇が公演中。期間中は、来店者の数が多いため、普段よりメニューを絞って営業している模様。そんな多忙な中でも、シェフが顔見せにテーブルまで来てくれた。「今日は知り合いの演奏家によるピアノの演奏があります。」との事。知らずに訪問したため嬉しいサプライズだ。
本日のメインは牛肉料理だったが、「メニューには無い仔羊もいけます。」との話があったので、好意に甘えて差し替えて貰った。また肉が苦手な同伴者もメインを魚料理に変更。やはり顔なじみとなった店には、独特の良さがある。店側と良好な関係を築いていけるは嬉しいものだ。
前菜を食べ終わった頃にピアノの演奏が始まった。全部で5曲、30分と少しの演奏だったが、生の演奏は音楽に疎い当方が聞いても良いものだった。いつもの見慣れた店内がまるで別の店の様に雰囲気がガラっと変わる。ぐるなびのクーポン券を使って、スパークリングワインを1杯サービスして貰う。飲めないワインもその場の雰囲気に酔えれば1杯ぐらいはなんとか・・・。これで値段はいつもと同じ。大変お得な気分だ。
ディナーはコースが4種類。前菜、メイン、デザートのコースが2,500円(以下税込、サービス料10%別 サービス料はディナーのみ)。前菜、スープ、魚と肉の盛り合わせ、デザートのコースが3,500円。前菜、スープ、魚、肉、デザートのコースが5,000円。前菜、フォワグラ、アワビ、肉、デザートのコースが7,500円。普通の水は無料。
この店を訪問して、野菜のポタージュを飲まないという選択肢は、個人的にはあり得ないため、2,500円のコースと7,500円コースは選択肢から外す。結局野菜を使った前菜が美味そうだった5,000円のコースをオーダー。コースの内容は以下の通り。写真は同伴者のオーダーしたメイン料理も掲載。
○夏野菜のゼリー寄せとサーモンのマリネ
トマト、ナス、黄ピーマン、ズッキーニを使った夏野菜のゼリー寄せとレモン風味の利いたサーモンのマリネと香草。ゼリー寄せは夏向きの爽やかな味わい。サーモンのマリネも程よく酸味が利いており前菜にはピッタリの味。ここの野菜を使った前菜は相変わらず旨い。香草の中に見慣れない野菜があったため、シェフに尋ねるとピリっと辛味の利いたマスタードグリーンという返答が。サーモンのマリネと香草からは辛味が感じられないが、単体で食べると確かにピリっとした辛味がある。なるほど食欲を刺激するためのちょっとした隠し味になっているのか。プロは目に見えない所でも、様々な工夫を凝らしているなと感心させられた。
○とうもろこしの冷たいポタージュ
この店のポタージュスープは、何を飲んでも素材の風味を引き出されており旨いが、個人的に一番お薦めなのがこのとうもころしの冷たいポタージュ。去年味わった時にはトウモロコシの甘さに衝撃を受けたものだ。1年ぶりの今回は更に進化していた。甘さはそのままに、トウモロコシの風味が強烈に引き出されている。スープを飲んでいるのに、茹でたての甘いトウモロコシをかじっている様な味わいが。トウモロコシのポタージュに関してはこの店のものより美味しいスープには出会った事がない。シェフに甘さを引き出すヒントを教えて貰った。トウモロコシは皮がついたまま蒸すのがポイントの様だ。皮を剥いて加熱すると甘みと風味が逃げてしまうとの事。こう言うちょっとした豆知識もスープの旨さに華を添えている。
○ホタテのロースト
肉厚のホタテのポワレ。ソースは甘酸っぱい白ワインソース。単純な料理だが、ホタテは中が半生のちょうど良い火入れで、ホタテの甘みが生きている。芸術劇場に引っ越してきた当初と比べ、魚介類への火入れが格段に進歩したなと相方共々頷きながら頂いた。
○仔羊のロースト
ストレートに焼いた仔羊のロースト。ここまでシンプルに素材の味で勝負の羊肉は久し振りだ。脂も乗っておりクセのある味わいもそのまま。羊を食べたぞ~って感じがしてなんだが嬉しくなってくる。骨まわりのリブの部分も付いて来たので、ここはビストロらしく手で持ってかぶりついて見た。レストランでは出来ないこんな食べ方もビストロならではの醍醐味だろう。
○桃のタルト、桃のシャーベット、シュークリーム
季節間たっぷりのデザート盛り合わせ。3種類共に初登場。桃のシャーベットは自然の桃の風味が、タルトは甘みと食感が生きておりなかなかの味わい。コースの締めとしての甘さはシュークリームが補っている。個人的には、桃は技巧を凝らしたものより自然のままの方が美味しいと思っているが、今回のデザートは自然の桃に近い風味がして美味しく頂けた。デザートは来店するたびにレベルアップしている感がある。
今回のコースは季節感があり、なかなか楽しめた。前菜からデザートに至るまでのコースとしての流れも良く、毎回少しづつパワーアップしている感がある。
訪問のたびにちょっとした変化やサプライズがあり、次回もまた行ってみようかと言う気を起こさせてくれる。顔なじみになればシェフとの会話も楽しみの1つだ。芸術劇場内にある関係上、ビストロとしては洒落ているが、気さくなレストランだと思えば使い心地は抜群。地元にこんな店があるのは嬉しい限りだ。
確かに毎年、クリスマス装飾が派手になってきてますよね。
ボラの幽門は、「そろばん」とも言うらしいです。(形がそろばんの球)
三十郎 先生
流石、釣りをされるだけはありますね。
ボラのへその別名のそろばんをご存じとは。
写真見るとそろばん状に見えなくもないかな?
ボラのへそ、鶏の砂肝よりもサッパリ味とした味と
コリコリとした食感で美味でした。
こんばんは。
本当に、遅くなりましたが、今年も、よろしくお願いします。
Delicious Soldier様の対極におります、B級家族ですので、眩いばかりのお写真と、精巧緻密な文章に対しまして、知識0(むしろマイナス)な私には、どうにもコメントがしようがなく、いつも、指をくわえながら、拝見拝読致しております。
しかし、新年目出度い!(まだ1月なので、ご容赦ください。という訳で、勇気を出して、筆を取ります。
食べログレビュアーとなります前には、私の人生で、全く縁のありませんでした、ジビエという言葉を、この冬は、意識致しました。
今回の帰省におきましても、赤穂でウサギを、神戸で蝦夷鹿を頂きました。
鹿刺しは、奥多摩で頂いたことがありまして、結構、好みでしたが、今回、頂きました蝦夷鹿は、とても強烈でした。
野菜の美味しいお店でしたので、救われましたが・・・
ジビエの破壊力を、思い知らされました。
本当は、蝦夷鹿にも、色々な顔があるのですね。
勉強になります(そういえば、置物先生も、蝦夷鹿の話を書いていたような・・・)。
ボラのへそともなりますと、想像不能です。
まだまだ、勉強不足ですので、今後も、指をくわえながら、勉強させて頂きます。
nyanyap 様
当方のレビューは、素人独学の戯言です。
気軽に突っ込み入れて下さい。
蝦夷鹿は、どんな状態の物を食べたかによって
強烈にイメージの変わる食材です。
普通にフレンチのメニューに並んでいるローストは
クセの無いサッパリ味で、牛のフィレステーキ等よりも食べ易いです。
但しレアステーキが苦手な方にお薦め出来ません。
フォアグラを混ぜたパイ包み焼き等は、同じ素材とは思えない程
パンチの利いた味わいとなります。
ジビエとして登場している時は、注意が必要です。
捕獲の仕方や血の抜き方、熟成のさせ方等により
状態が様々ですが、恐ろしくクセのある物があります。
それが良いって方もいらっしゃいますが・・・・。
2008年12月
「続いてはフレンチ天気予報です。今日のビストロやま地方の天気は蝦夷鹿時々ボラのへそでしょう。」
さいたま芸術劇場内のレストラン。地元のため年に何度訪問しているのか分からないヘビーローテーション。年配の同伴者から「シェフの顔を見に行こう」と唐突に誘われて訪問。それにしても今月はいきなり誘われるパターンが多い。
到着するとクリスマスの綺麗なデコレーションがお出迎え。デコレーションも以前は店の入口の前のみだったのが、年々パワーアップしている感がある。
店の扉を開けると「どうしちゃったの?」と言わんばかりの大盛況。今年から新登場したピアノも隅へと追いやられ、増設されたテーブルのあちこちに団体客の姿が。シェフに尋ねた所「忘年会シーズンだからね」との返答。成る程ね。それにしてもこんな店で忘年会を開けるとは、羨ましい限りだ。
この混み具合では、差し替えは頼めないなと思いつつメニューを眺める。通常は3,500円(以下税込み サービス料10%別)か5,000円のコースがお得感が高いのだが、7,500円のコースに気になる料理を発見。蝦夷鹿のロールキャベツとフォアグラ、蝦夷鹿のパイ皮包みなんてメニューが並んでいる。+700円のこの店一番のお薦め、ポタージュスープも追加出来る様だ。今回は奮発してこちらをオーダーする事に。さてビストロやまで頂く1年ぶりの蝦夷鹿の味わいや如何に・・・。
コースの内容は以下の通り。写真は相方のオーダーした料理も掲載。
○ボラのマリネ 北海道産にしんの燻製とじゃがいもサラダ添え
オードブルはボラのマリネとにしんの燻製。ボラは今年初入荷。ボラと言えば、はく→おぼっこ→すばしり→いな→ぼらと名前の変わって行く出世魚の一つ。訪問日の2日前に届いた物で、今が一番の食べ頃との事。身に弾力が有り過ぎて包丁で捌くのにも一苦労だった模様。
食べると鯛の様な淡泊な味わいながらも、後からジワ~っとした旨さがやってくる。弾力のある噛みごたえとモッチリとし食感を兼ね備えており、これは包丁がなかなか通らないのも頷ける。マリネした事により程良く酸味も利いている。にしんの燻製は暖かいオードブル。ニシンの蕎麦等で登場する、ニシンの燻製そのままと言った味わいだが、ジャガイモとサワークリームと一緒に食べる事により、ちゃんとフレンチになっている。ボラとニシンの相性も良く、このコンビはなかなか旨い。
ボラのマリネには、鶏の砂肝の様な物が添えられている。コリコリっとした食感で、旨味が濃い割に鶏の砂肝よりも軽い味わい。何だろうと思いシェフに尋ねてみると、「よくぞ聞いてくれました」と言わんばかりに返答が。なんとこれ珍味ボラのへそ。釣りをされる方にはピント来る様で、胃の幽門部分の周りの部位らしい。年配の同伴者とシェフとの間で話しが盛り上がっていた。初めてお目にかかる部位だったが、流石は珍味。食感が皿全体のアクセントになっており印象に残る味わいだった。ボラのマリネとヘソ、ニシンの燻製と言うあまりフレンチらしくない素材で、見事にフレンチを表現した一皿だ。
○蝦夷鹿のロールキャベツとフォアグラ
蝦夷鹿のロールキャベツの上には、フォアグラのポワレ。周りにはコンソメスープが張ってある。フォアグラのポワレを大根や甘いフルーツと一緒に頂く料理はよく見かけるが、ロールキャベツと一緒に頂くのは初めて。ロールキャベツの鹿肉はザックリとミンチにされており、弾力の残る食感。ファアグラを混ぜ込んであり旨味が増している。巻いてあるキャベツもクタッとしておらず、野菜の甘味が楽しめる。コンソメスープは牛の脛等で出汁を取っており、土台のしっかりとした味わい。ロールキャベツを煮込んだ事によりフォアグラの旨味も溶け出している。フォアグラのポワレはシンプルに焼かれており、程良いパンチ力。フォグアラの旨味、ザックリとした食感の面白いロールキャベツ、2つの旨味が溶け込んだコンソメスープが一体となって、一つの旨さを形成していた。
○カブのポタージュ(700円)
摺り下ろしたカブとブイヨンスープを混ぜて、仕上げに少量の生クリームを入れて味を調えた蕪のポタージュ。確かにスープなのだがスプーンですくう時に質感が感じられる。
基本的には蕪その物の甘味のみで勝負しており、最後まで飽きのくる事の無い味わい。最初の内は、普通に旨いポタージュスープの様な感じなのだが、飲み進めていく内にしみじみと蕪のポタージュだな~と分かってくる。この店の野菜を使ったポタージュスープは相変わらず大した物だ。
○三陸産アワビのソテー
身の部分の分厚い鮑のソテー。食べるのに顎の力が必要そうだが、最初に大根と一緒に煮込む事によってビックリする程柔らかく処理されている。もう少しコリコリとした食感が残っていた方が好みの方もいるだろう。身の部分に厚みがあるため、鮑の旨味も十分に楽しめる。肝のソテーも添えられており、こちらもなかなかの味わい。付け合わせはアスパラ菜とホウレン草の先の部分。甘味の濃いホウレン草で、先程の蕪と言いこのホウレン草と言い、「野菜ってほんとはこんなに甘い物なんだ」と言う事を実感させて貰える。
○旭川産蝦夷鹿のパイ包み
細かくミンチした鹿肉をパイ皮で包んで焼いた料理。ホフホフッと熱々の所をやっつける。ロールキャベツと同じくフォアグラも混ぜ込んであり、サクサクとした食感のパイ皮と併せてかなりのボリューム感がある。ソースは鹿のジュと赤ワインのソースでこちらも味のしっかりとした物。付け合わせはマッシュポテト、紫キャベツのソテー、ラーディシュ等。中でもビネガーで軽く酸味を付けた紫キャベツのソテーが鹿肉との相性抜群で旨い。
相方の蝦夷鹿のローストも一口頂いたが、こちらは野趣溢れる味わいながらも、フィレステーキよりもサッパリとしている。ロールキャベツ、パイ包み焼き、ソテーと調理法や合わせる材料により、サッパリ味だったり、コッテリ味だったりと蝦夷鹿も色々な顔を見せてくれる。
この料理の後、シェフと塩の利かせ方についての話をした。ワインに併せた味付けにしているため、シェフとしてはしっかりと塩を利かせたいが、スーシェフはギリギリの見極めで、やや薄味の時がある様だ。料理に添え塩をするのは、最後の味の調整を客にゆだねる事になってしまいポリシーに反するらしい。自信を持った味付けを提供したいとの事。塩の利かせ方一つをとってもそれぞれのシェフの哲学があり、なかなかに面白い。
○デザート盛り合わせ
移転当初と比べ一番パワーアップしたのがデザート。ここ1年くらいはシェフと若いパテシエさんがデザートを担当している模様。今回は、チョコレートケーキ、苺のタルト、林檎のシャーベット等の盛り合わせ。林檎のシャーベットは添えられた林檎チップスが印象的。あの薄さながら、林檎の味を凝縮させた様な風味がする。爽やかなシャーベットとの相性もバッチリだ。苺のタルトは軽い生クリームとタルトの生地が、苺の自然な甘味を引たてている。バランスの取れたデザートでかなり旨い。シェフが一番自信を持っていたのがチョコレートケーキ。確かに甘過ぎす濃厚過ぎず、且つチョコレートの風味は存分に楽しめる絶妙の力加減。デザート盛り合わせで登場しているのがちょっともったい無い感じだ。
デザートの話題でシェフと盛り上がっていたら、タルト生地を丸めて芯にし、生チョコやブランデーでコーティングした小菓子をサービスして頂いた。凝った店だとこの上から更にチョコレートでコーティングするそうだ。独特の食感と大人の甘さでカフェのお茶受けにはピッタリの味わい。最後まで美味しく頂けた。
7,500円のコースは、当たりの時とちょっと重たすぎる時とがあるが、今回は大当たり。同伴者も全員が満足した模様。ビストロ料理と言うにはちょっと気取った感じで、グランメゾンクラスと比べるとガツン系の料理は、個人的には正にレストランと言った所。地元に旨い料理を楽しみに行けるレストランがあるのは食いしん坊の当方としては大変有り難い。
今回の料理の印象は正に、蝦夷鹿時々ボラのヘソと言った感じであった。
楽しそうな企画ですね~。
もう終わってしまっているので、個人的には、
次の企画を期待したいところです!
イタリアンの場合、コースの流れがプリモでピークを向かえ、
セコンドは、軽くこなしているという印象を持つことも多いのですが、
こちらは本業がフレンチなので、しっかりと作りこまれていますね!
カサゴも仔鹿も、ホント美味しそうです。
※此処にコメントを残すのも忍びないのですが、他に書くところもないので・・・。
ぶりぶり1234 様
相変わらず、読みづらいコメント欄で申し訳ありません。
別に前回訪問時のレビューを記載できる場所が出来れば嬉しいのですが・・・。
3周年記念メニューはコース、カルトに真っ当なイタリアンで
いつも違う料理を楽しむ事が出来ました。カサゴと仔鹿は特に旨かったですね。
次の企画はレビューにもちょびっと登場した素晴らしい腕前の海士を招いてのメニューを、
ゴールデンウイーク前半に予定しているとの事。よろしければ参考になさって下さい。
おはようございます。
私、どうやら、ここから、未読のようです。
イタリアンのレビュー、初めてでしたか。
しかし、緻密な描写は、相変わらずですね。
流石です。
私どもは、カサゴが大好きでして、イタリアンですと、長野県佐久のピッツェリア ジンガラで、カサゴの仲間の、ホウボウの、アクアパッツァが、大変、印象に残っております。
今後も、オールジャンルの精密なレビュー、期待しております!
nyanyap 様
イタリアンに限らず、多種多様のジャンルに渡って初心者マークだったりするのが
食べログ出版社の面白いじゃなかった恐ろしい所です。
馴染みの店、同じシェフでも、イタリアンとフレンチではこうも味の表現が違う物なのか?
と目から鱗の体験でした。
)
)
)
)「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら»
| 店名 | ビストロやま (ビストロヤマ) |
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
| TEL |
048-854-1170 ※お問い合わせの際は「"食べログ"を見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
| 住所 | 埼玉県さいたま市中央区上峰3-15-1 彩の国さいたま芸術劇場内 |
| 交通手段 | 与野本町駅西口徒歩9分(約700m) |
| 営業時間 |
11:30~14:00(LO) ランチ営業、日曜営業 |
| 定休日 | 月曜日 |
| カード | 可 (VISA、JCB、AMEX、Diners、MASTER) |
| 個室 | 有 |
| 席数 |
70席 (立食最大100名) |
| 駐車場 | 有 |
| ドリンク | ワインあり |
| サービス | 子供可 |
| ホームページ | |
| 備考 | |
| その他リンク | |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥2,000 ~¥2,999 | [昼] ¥1,000 ~¥1,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 友人・同僚と | デート | 家族・子供と |
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米忠 (69m)
(与野本町 / 寿司)
十万石 与野本町店 (101m)
(与野本町 / 和菓子)
cielventmer (123m)
(与野本町 / パン)
大華飯店 (125m)
(与野本町 / 中華料理)
ステーキのどん 与野店 (194m)
(与野本町 / ステーキ)
ジャーマンビアレストラン bei Mario (252m)
(与野本町 / ドイツ料理)
北海道ダイニング 小樽食堂 埼玉南与野店 (325m)
(与野本町、南与野 / ダイニングバー)
かっちゃんラーメン (373m)
(与野本町 / レストラン(その他))
会津ラーメンばんだい (379m)
(与野本町 / ラーメン)
パン焼き小屋kanon (385m)
(与野本町 / パン)
Basket (402m)
(与野本町 / パスタ)
餃子の王将 与野本町店 (406m)
(与野本町 / 中華料理)
じゅ泉 (410m)
(与野本町 / そば)
とろじボンドール (439m)
(与野本町 / そば)
京雀 (463m)
(与野本町 / 京料理)
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フレンチとイタリアン編 その1
天ぷら、猪も食べられる日本料理、沖縄風居酒屋、ラーメンと続く、大好評???の食べログ出版社の初物レビューシリーズ。続いてはイタリアン。
え?ここはイタリアンじゃなくてフレンチのレストランだろうって?心配ご無用!今回はお送りするのは正真正銘イタリアンのレビュー。
甘ランにたびたび登場する地元の名店。訪問のたびに何かしらの新たな発見のあるビストロ。今回はさいたま芸術劇場に移転して3周年の記念イベント。日頃は前述の通りフレンチの店なのだが、3周年記念メニューは何と全てイタリアンだった。
移転前浦和に店舗があった頃は、フレンチとイタリアンの両方を扱っていたそうだ。今回は、お祭りによる遊び心+旨くて且つ安い物を味わってほしいと言うシェフの心意気+イタリアンの復活を待ち望む常連さんの声に答える形での限定復活。
現体制でフレンチとイタリアンの両方をこなすのは厳しい模様。スタッフには日頃から、「お客様の前ではビシッとしなさい」と言っているそうだが、シェフ自身は肩肘張らずに楽しめるイタリアンの方が好みの様だ。本格的なイタリアンの復活の予定は無いが、「状況が許せば、月に1回ぐらいイタリアンの日も開催してみたい」との本音もチラリ。
店内は、通常よりもテーブル数を増やした状態でも満席。シェフもサービス陣も忙しく動き回っており、旨そうに食事する客席と併せて活気に満ちていた。芸術劇場と3周年記念にちなんだピアノの生演奏も15曲ほど演奏され、楽しい食事に華を添えていた。
3周年記念のコースは1種類。アンティパスト・ミスト(前菜盛り合わせ)、有機野菜サラダ、オマール海老のパスタ、ドルチェ・ミスト(イタリアンデザート盛り合わせ)、カフェで3,500円(以下税込み、サービス料10%別)。食前酒にイタリア産のスパークリングワインかタロッコオレンジ(シチリアで収穫される真っ赤なオレンジ、別名ブラッディオレンジ)のジュースが1杯サービスされる。ア・ラ・カルトは、バーニャカウダ(アンチョビ風味の有機野菜のサラダ)、じゃがいものニョッキ ゴルゴンゾーラソース、イタリア産チーズ(ゴルゴンゾーラ、タレッジョ、ロビオラディロッカヴェラーノ)等。旨くて安い物をと言うだけはあり、ア・ラ・カルトは全て1,000~1,500円のお手頃価格。グラスワインもシチリア、ヴェネト、トスカーナ産と全てがイタリアの風を感じさせるラインナップ。フレンチでは見慣れない言葉が並び、別の店を訪問したかの様な新鮮さが感じられる。
ざっと拝見した所、コースのメインにパスタ、ア・ラ・カルトにもパスタが2種類とややパスタが多めな印象。「パスタ無しでも良いのでは?」とシェフに尋ねてみると「パスタはあくまで前菜の1種だが、パスタが無いとイタリアンを食べた気がしないと言うお客様も多いので」との返答。成る程、ワザとこうしたメニュー構成になっている訳か。
入口では、いつもは見かけない生ハムのスライサーもお出迎え。生ハムは塊のまま保存し、食べる直前に切り分けるのが一番香りが立つが、予め切り分けてしまうと旨さが半減してしまうとの事。イベリコ豚の生ハムは最高の旨さだが、それ一皿だけでコースと同じ値段になってしまうため、今回は断念。1,000円ジャストで提供できる生ハムの中から、シェフのお気に入りの物を選んだそうだ。
3周年記念コースと、ア・ラ・カルトで生ハム(1,000円)、手打ちパスタのカルボナーラ(1,000円)、カサゴのロースト(1,500円)、仔鹿のロースト(1,500円)をオーダー。料理の内容は以下の通り。
○アンティパスト・ミスト
○生ハム
パルメジャーノとアンチョビの入ったパイスティックを添えた蛸のカルパッチョ、マスのマリネ、パルメジャーノ、マッシュルーム、ルッコラを巻いた鹿肉、ボラのマリネ、玉葱、人参、赤ピーマンのマリネを添えた鱈のフリットの盛り合わせ。
続けて生ハムも登場。大きくスライスされた物が4枚。脂の旨や薫香を楽しむタイプの生ハムでは無く、肉を旨みを楽しむタイプ。上記の説明通り、食べる直前に切り分けらているため風味が良い。
前菜盛り合わせ・生ハム共に、塩をガツンと利かせておらず、いつものフレンチと比べると穏やかな印象。パルメジャーノを巻いた鹿肉は、野味溢れる鹿肉が主役。チーズやマッシュルームは旨さを支える脇役と言った印象。マリネやカルパッチョはどれも程よい酸味。蛸、ボラ、マスのそれぞれに異なる食感と旨みが楽しめる。特に蛸のカルパッチは、パイスティックと一緒に食べると、淡泊な蛸の味わいを鮮明に感じ取る事で出来て面白い。
○有機野菜のサラダ
白菜、クルトン、チーズ、黒コショウのシンプルな組み合わせのシーザーズサラダ。白菜はえぐみが全く無く、芯の部分がビックリする程甘い。こんなに甘い味の白菜には、初めてお目に掛かった。チーズと黒コショウの風味は最後に口の中に残る感じで、全体的に穏やかな味付け。カリっとしたクルトンと白菜の相性も抜群で、絶妙のアクセントになっていた。皿に山盛りで登場したが、同伴者全員に好評で、あっと言う間に食べ終えてしまった。
○オマール海老のパスタ
殻付きのオマール海老、ムール貝の入ったパスタ。ソースはオマール海老、唐辛子、トマトで作ったアメリケーヌソース。海老や貝を殻から外しながら食べるため、フィンガーボールが添えられる。殻付の海老や貝を使っているだけあり、魚貝の旨みがたっぷりと利いた味わい。パスタは平麺タイプで歯ごたえはアルデンテ。ソースはオマール海老の旨みの中に唐辛子のピリッとした辛さが利いており、トマトの酸味はほのかに感じられる程度。ソースをパンにつけて食べる方が、海老の旨みをハッキリと感じ取る事が出来るのも面白い。主役のオマール海老の味わいを存分に楽しめるパスタだった。
○手打ちパスタのカルボナーラ
ベーコン、卵、チーズでシンプルに作ったカルボナーラ。手打ちの生麺パスタは、普通のタイプとホウレンソウ草のパスタの2種類。最初に柔らかな卵の味わいが口の中に広がり、後からチーズの風味が追いかけてくる。カリカリっとしたベーコンの塩味がアクセントとして利いており、カルボナーラ好きにはたまらない味わい。
ちなみに、ホウレン草は水分が多いため、パスタにする時にはミキサーにかけ、卵の量も減らしてコシが出る様に調整するそうだ。ソバ粉を使ったパスタも出来るが、日本人にはソバをそのまま食べる方が旨いと思っているので、シェフはやらないとの事。
○カサゴのロースト
ストレスを与えずに仕留めて活け締めされたカサゴのロースト。かなりの腕前の海士が獲ったカサゴの様で、身に弾力が有りすぎて届いた直後は包丁が通らないそうだ。カサゴは内臓と鱗を取り、オリーブオイルを掛け塩を振ってローストするだけ。使う塩には拘るが、これが一番旨く味わう方法との事。このシンプルにローストされたカザゴが実に旨い。身の弾力、旨み共にこれぞ白身魚と言う味わい。丸ごとローストされているため、骨を取り除く作業が必要だが、その分魚の旨みも閉じ込められている。
カサゴの出汁が溶け込んだオリーブオイルがこれまた旨い。オリーブオイルのさわやかな風味はそのままにバターの様な濃厚さがある。シェフから「ちょっと邪道だけど、パスタを入れて食べるのが一番旨いよ」との一言があり、急遽手打ちパスタをオリーブオイルの中に投入。茹でたてのパスタにカサゴの旨みの溶け込んだオリーブオイルが絡まった味わいは、正にこの場でしか食べられない旨さだった。
○仔鹿のロースト
ビストロやま初登場の仔鹿のロースト。いつもの鹿肉のローストとは、肉質の柔らかさが断然違う。ソースは鹿のジュースと骨で作ったタブナードソースで、仔鹿との相性はバッチリ。付け合せはニンニクとルッコラ。元々野菜の仕入れには定評があるが、更に質の良い物が入荷したとの事。ニンニクは強烈な風味よりも、ホッコリとした甘みの方が強い。ルッコラは濃厚な風味。普段は脇を固めるルッコラだが、これは充分に主役も張れる力強さがある。ここまで風味が濃いとオリーブオイルを掛けて食べるのが一番旨いそうだ。「是非皆さんに旨いルッコラの食べ方を知って頂きたい」とシェフからの一言。普段はなかなか入荷出来ない、一晩限定の食材で作られた一皿。
○ドルチェ・ミスト
チョコとシナモンの入ったリコッタチーズのケーキ、エスプレッソの利いたティラミス、イチゴのシャーベット、パンナコッタの盛り合わせ。イタリアン人のシェフは、日本人のシェフから見るとずいぶんと大雑把な分量でデザートを作るが、それがまた実に旨いので見習ってみたとの事。リコッタチーズのケーキ等は、何時ものシェフの感覚からすると焼いた皮の部分の厚さが3倍位あるそうだ。どれも素朴な味わいだが、計算された緻密は美味しさとはまた一味違った、力強い旨さの楽しめるデザートだった。
同じシェフ、同じスタッフが生み出す料理ながら、フレンチとイタリアンとでは、味の表現方法が大きく異なっていた。旨みを積み重ねていくフレンチに対して、イタリアンでは素材の味その物が最大限に生きる味付けになっている。塩の利かせ方も全然違う。フレンチとイタリアンとでハッキリと味の表現方法を変える事が出来る店には、そうそうお目にかかれないだろう。いつもと違う料理が楽しめると気軽に訪問したのだが、考えていたよりも遙かに奥の深い記念3周年記念メニューだった。
前回訪問時のレビューはコメント欄に記載。