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Ace in the hole: かつせいの「特ロースかつ」
'08/11/13
('08/05 訪問)
WingKnights (208) さんの口コミ (40代後半・男性・東京)
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最近仙台に行っていませんが、ここのお店は知りませんでした。
美味しそうなロースカツですね。
> 酔いどれ小父さん さん
厨房でカツを揚げている老主人がそのまま出前に行くような
そういう普通の街場のお店なんですけれどね。
飲まれる方は、ご飯やなめこ汁をあきらめて、その代わりに
海老フライとか頼まれるほうがいいかも知れません。
)
)
)
)「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら»
| 店名 | かつせい |
|---|---|
| ジャンル | とんかつ |
| TEL |
022-264-3878 ※お問い合わせの際は「"食べログ"を見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
| 住所 | 宮城県仙台市青葉区北目町7-25 |
| 交通手段 | 地下鉄 五橋駅より徒歩6分 |
| 営業時間 |
11:00~14:00 |
| 定休日 | 日曜日 |
| 予約 | 予約可 |
| カード | 不可 |
| 個室 | 無 |
| 席数 |
25席 (カウンター5席、テーブル4席、小上がり16席) |
| 駐車場 | 無 |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥1,000 ~¥1,999 | [昼] ¥1,000 ~¥1,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 友人・同僚と | 家族・子供と | 一人で |
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(五橋、仙台、あおば通 / うどん)
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(五橋、愛宕橋、仙台 / レストラン(その他))
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(五橋、仙台、愛宕橋 / レストラン(その他))
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(五橋、仙台、あおば通 / レストラン(その他))
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(五橋、仙台、あおば通 / レストラン(その他))
若葉 (134m)
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初めてかつせいを訪れたのは2007年。もともと、とんかつ好きではあるけれど仙台は地元ではないし、旅先、出張先での食事となると、ついつい値段も味も想像が容易にできる吉野家とか松屋などの牛丼系か、モスバーガーとかマクドナルドなどのハンバーガー系のチェーン店で済ませてしまうことも多いせい。まぁ単なる無精なだけでもあるけれど、ホテルの部屋へ弁当を持ち帰って翌日の準備などをしながら食べることが多かった。それが「食べログ」のレビューを見て、どうしても行きたくなったのがかつせいだった。
地元であるはずの出張先の女性陣にかつせいのことを尋ねてみても要領を得なかった。まぁ女性にトンカツ屋のことを聞いてみても仕方ない、か。地図を見ると歩いていけそうな距離だ、ということで、早速出かけてみたのだった。
誠に申し訳ない仕儀乍ら、かつせいの店舗の佇まいは、所謂有名店オーラが出まくっている感じは全く無い。ごくごく普通の街場のトンカツ屋そのものだ。
意を決して扉を開けて中へ入ると、時を経てはいるものの掃除の行き届いた店内と、気持ちのよい笑顔で老夫婦が迎えてくれた。厨房に立たれるご主人の顔を見て、安心した。あぁ、この人はきっと美味しいものを作ってくれる人だ、と。
かつせいへ行こうと決めた時から注文は決めていた。特ロースかつ。それとご飯、なめこ汁。トンカツは良いとして、ご飯となめこ汁については、賛否両論はあるけれど、一度は食べてみないと、と。確かに、なめこ汁には、あまり愛を感じられなかった。ただただ舌が焼けるように熱い、煮えたぎるように熱いなめこ汁。まぁ一度試したけれど、二度は無い、たぶん。ご飯に関しては特に問題を感じなかった。
特ロースかつ。これが本題だ。注文すると、老主人が冷蔵庫から肉の固まりを取り出して、一人前の分量をその都度、切り出してくれる。その姿の美しいこと、無駄の無いこと。スジ切りに使う包丁は、ペティナイフを研いで研いで、そして柄の半分ほどの短さになってしまった刃を、それでも大事に使い続けるその気持ちが素敵だ。
唐突だが、私はソースが好きだ。甘い甘いケーキのような卵焼きを作って中濃ソースをかけて食べるのが好きなほど。普通にトンカツ屋へ行くと、食後の皿はウスターソースの海になっていたりする。まぁ、そのくらいソースが好きだ。
だがしかし。かつせいの特ロースかつの姿は、私にソースをかけさせようとする気を全く起こさせなかった。まぁまい泉のように濃い口と薄口と二種類のソースが瓶に入ってテーブルに置かれていたら、自然にかけていたかも知れないけれど、あいにくテーブルに置いてあったのはデパートの大食堂に置かれているようなソースだったのだ。
この特ロースかつに何をかける?
ソース・・・却下。塩・・・ありきたり。醤油・・・大穴?
考えた挙げ句、何も付けずに一番右端の一切れをそのまま口に入れた。そして訪れた驚愕の瞬間。なるほど、ロースかつの脂身から出る脂は、その肉質が優れているならば、とんかつのソース足り得るのだな、と。
気を取り直して、こんどは辛子だけを付けてみる。うむ。
よし、次は塩だけ。そして塩と辛子。やっぱり。
じゃあ、醤油を試そう。そして醤油と辛子。あ、こうなるのか。
気付いてみれば、8切れに切られていた特ロースかつは、残り二切れとなっていた。
何も付けずとも、塩を振ろうと、醤油を落とそうと、確かに特ロースかつは旨かった。それぞれに辛子とのコンビネーションを楽しむこともできた。こういう経験は初めてだった。なにせ、普段はいきなり薄口ソースを浴びせかけ、ちょんちょんとその上から濃い口ソースをかけるのが好きな食べ方だったのだから、ね。
そして、残った二切れ。結局私は何も付けずに食べたのだった。
その後、仙台出張の度に毎回かつせいさんで特ロースかつを食べているのだが、あの衝撃の出会いから、食べ方は変わっていない。8切れをそれぞれ、何も付けずに、塩を付けて、醤油を付けて、辛子の有り・無しで。
基本的にいつも一人で伺うのだけれど、食べている間、寂しさを感じたことは無い。特ロースかつと対話できているから、なんだろうな、きっと。かつせいの特ロースかつは、そんなトンカツなのである。少なくても私にとっては、ね。
ここよりも美味しいトンカツもビーフカツも世の中には存在すると思う。でも、このコスト・パフォーマンスを超えるものは、きっとそうは存在しないと思うんだな。そして夢中でトンカツを食べる私を見ている老主人の嬉しそうな笑顔、これに勝るものはないんだよ。