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(2007年2月のレビュー)
JR茅ヶ崎駅から徒歩1分、雑居ビルの2階で営業しているこぢんまりとしたフランス料理店。
3年前、地元のグルマン某氏に教えていただいてから数回足を運んではいるものの、レビューするのは初めてです。
今年一番花粉が飛んだとある週末、その某氏と奥様と共に約半年ぶりのディナーを。
■お料理とCP■
予約を入れてくれた某氏が6,000円のコースをお願いしてくれたようです。
実はワインも2本持ち込んでいただきました(料金は1本につき2,100円)!
冷・温前菜、魚、肉料理、デザート、コーヒーに自家製パンが付くという内容です。
どんな料理が出てきたかは画像をご覧いただくとして、特筆すべきはCPの素晴らしさです。
新鮮な魚介や旬の野菜、フォアグラやイベリコ豚など豪華な食材を惜しみなく使い、独創性も随所に感じさせつつ丁寧に調理されたお料理がたっぷりポーションで供されて、お値段はビストロ価格。
百武シェフは「いやぁ、うちは居酒屋ですから…」などと謙遜されていましたが、とんでもありません!
ホタルイカとワカメにキンカンのソースを合せたり、蕪のピューレ、カリフラワーのムースの上にコンソメのジュレで寄せた蟹肉を乗せて生雲丹とキャビアをあしらったりと、見た目も美しく盛り付けられた前菜は、美味しいだけでなく複雑で繊細な印象。
北海道産のでっかい帆立貝柱にドーンと添えられた分厚いフォアグラ、にんじんの葉っぱの素揚げがトッピングされた魚料理、初物の筍と共に登場のイベリコ豚などの野性的でダイナミックなお皿とは対照的で、フレンチの奥深さを感じました。
デザートはベリー系フルーツのスープにパンナコッタ、苺のソルベを添えた「サッパリ系」。
ここでケーキや盛り合わせ系が出てくるとゲンナリするところなので、トータルバランス的にも完璧なディナーでした。
■ワインについて■
いつも食べ歩き仲間うちでの「ワイン会」でお世話になっている某氏がこの日お持ちになった2本は、カリフォルニアとコート・デュ・ローヌ(仏)の赤ワイン。
□Hitching Post Pinot Noir(ヒッチング・ポスト ピノ・ノワール/サンタ・リタ・ヒルズ)
レストランのオーナーシェフであるフランク・オスティーニ氏と、彼の親友で昔アラスカで漁師をしていたグレイ・ハートレイ氏が、2人で始めたワイナリーから生まれたワイン。
アカデミー脚色賞を獲得した映画「サイドウェイ」に、オスティーニ氏のレストラン「ヒッチング・ポスト」が実名で登場し、主人公と恋人がお気に入りの“最高峰ピノ・ノワール”として紹介されたことで、全米で人気が爆発したそうです。
もともと小規模なワイナリーで生産数もごく僅かな上、本国でも入手が困難なワインをこんなにあっさり飲めちゃっていいのだろうか(毎度ありがとうございます)。
黒みがかった深みのあるルビー色。
ブラックチェリー、ブラックベリー、ホワイト・ペッパーなどのスパイス、わずかにスモーキーなオークの香り。
複雑で濃縮した果実味、野性味に溢れながらも非常に上品な味わいです(飲みやすい)。
□Domaine Gramenon(ドメーヌ・グラメノン A・パスカル・S /コート・デュ・ローヌ)
ドメーヌ・グラメノン(グラムノン)は、天然有機栽培の第一人者であったフィリップ・ローラン氏が10年前に立ち上げたワイナリー。
このキュヴェ・パスカルは、作り手のローラン氏が1999年の醸造途中で他界したことにより、最後のヴィンテージとなりました。
おそらくこのワインを味わえるのは今宵が最初で最後です。
すごいワインでした!
グラスに注がれたとたん、煉瓦色がかった美しい赤色と、何十年も醸造されたポートワインを思わせる濃厚な甘い香りにビックリ!
味もかなりクセがあって、いい意味で野性的な感じ。
私は大変気に入りましたが、ボルドーワインが好きな人は「なんじゃいこりゃ!?」かも知れません。
ファーストフラッシュのダージリンみたいな香りがして、舌にオリーブオイルのようなとろみがまとわりつき、黒胡椒を思わせるスパイシーさがあり…。
重厚感はあるけれど、ボルドーみたいに重いわけではない。とても不思議なテイスト。このローヌワインは相当な曲者です。
それと、ノンフィルターなので細かい澱がある。作り手のこだわりを感じさせてくれます。
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| 店名 | Chez Hyakutake (シェ・ヒャクタケ) |
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
| TEL |
0467-88-2043 ※お問い合わせの際は「"食べログ"を見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
| 住所 | 神奈川県茅ヶ崎市共恵1-1-7 小林ビル 2F |
| 営業時間 | 12:00~15:00 18:00~24:00(L.O) |
| 定休日 | 水曜日 |
| 設備・サービス | ランチ営業、夜10時以降入店可、日曜営業 |
| ホームページ | |
| その他リンク | |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥8,000 ~¥9,999 | [昼] ¥2,000 ~¥2,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 友人・同僚と | デート |
| 初投稿者 |
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2007年のクリスマスディナーは湘南(2店)と都内(1店)で3度いただきました。
全てフランス料理となりましたが、肩肘の張る高級店ではなく馴染みのビストロばかりなので、美味しいお料理をリーズナブルに、しかも心からリラックスして楽しめましたよ(遅ればせながら、訪問順にご紹介させていただきます)。
トップは食べ歩き仲間の某氏が「湘南でこの上を行く料理を食べたことはない!」と絶賛する茅ヶ崎の名店。
■最近の利用■
訪問は‘07・12/21(金)
グル友某氏と奥様との3人でカウンターを予約。
一足早いミニ忘年会を兼ねて、昨年度最後のお食事会となりました。
厨房が丸見えのカウンター席を設けるのは、料理人の自信の表れでしょう。
独特のライブ感が楽しいし、客とのふれ合いを大事にしている百武シェフの人柄を思えば、テーブル席よりも断然オススメです。
■お料理について■
10,000円のクリスマスメニューです。
・アミューズ
登場したのはなんと白芋(小諸産)のアイスクリーム! キャビアとコンソメのジュレを添えた豪華版。
・冷前菜
海からの贈り物~宝石箱に詰めて~
日本風に言うと「ばくだん」ですね。海の幸がこれでもかとジュレで固められています。木苺を使ったソースの爽やかな酸味、目にも美しい色彩。
絵画のような一皿です。
・温前菜
フレッシュフォアグラのソテー
蕪の詰め物(フォアグラと絶妙のマッチング!)とリードヴォーと茸のフリカッセ。
・お魚料理
オマール海老と平目のパイ包み焼き
蟹のビスク、ベルモットのソースは、こってり+さっぱりの対照的な味わい。
結構なボリュームですが、ソースに変化があるため飽きずに楽しめます。
・お口直しのグラニテ
薔薇リキュールを使った氷菓。可憐な蕾もちょこんと添えて。
オンナノコのハートを鷲掴み? 宝石箱みたいな白い器もロマンチックでいいですね~。
・お肉料理
蝦夷鹿フィレ肉のロースト
真打登場! 鹿肉と栗と胡桃のコンフィチュール。人参とクミンの香り。
さすがジビエの名手-百武シェフ、野性味溢れる一皿で圧倒します。
・デザート
苺とリコッタチーズのムース、4種のベリーのクーリ、ショコラと練乳アイスの盛合せにリースが添えられたクリスマス仕様のデザート。
量は多いけれど、全く甘くないので難なく完食。スポンジ系のガトーならこうはいかないので正解。
本来はもっと甘い方がうれしいけど…。百武シェフ、ご自身が甘いモノ苦手なんですよね。
・コーヒーで〆。ご馳走様でした!
お料理と一緒にいただいたワインは某氏の持ち込みです。
「華やかなディナーの席に相応しいものを持っていきますよ」とのお言葉通り、ブルゴーニュの超新星Henri Perrot Minot Gevrey Chambertin (アンリ・ペロ-ミノのジュヴレ・シャンベルタン)の2005年が!
この“若きイケメンオーナーが造る絶品ワイン”については日記で詳しくご紹介します。
■CPについて■
こだわりの食材を十分に吟味し、丁寧な仕事を施してたっぷりのポーションで提供。
クリスマスの特別メニューなのに10,000円ポッキリ。
いつもながら抜群のCPには感動します。
予約がとりづらいという難点さえなければ文句ナシの満点レストランです。