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'07/09/27
('07/05 訪問)
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一級うん築士 (859) さんの口コミ (男性・神奈川)
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| 店名 | 夢窓 |
|---|---|
| ジャンル | 懐石・会席料理 |
| TEL |
0466-34-8018 ※お問い合わせの際は「"食べログ"を見た」とお伝えいただければ幸いです。 |
| 住所 | 神奈川県藤沢市辻堂神台2-13-13 |
| 営業時間 |
12:30-14:00 18:00-21:00 |
| 定休日 | 水曜日 |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥10,000 ~¥14,999 | [昼] ¥5,000 ~¥5,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る 友人・同僚と | デート | 接待 |
| 初投稿者 |
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リンガーハット 藤沢辻堂店 (158m)
(辻堂 / ちゃんぽん)
かごの屋 藤沢辻堂店 (174m)
(辻堂 / しゃぶしゃぶ)
レストラン びすとろ (174m)
(辻堂 / 洋食)
フィーユ・ダンジュ (207m)
(辻堂 / ケーキ)
Cafe Ceol (211m)
(辻堂 / カフェ)
かまどか 辻堂店 (416m)
(辻堂 / 居酒屋)
牛角 辻堂店 (416m)
(辻堂 / 焼肉)
串焼赤松 (432m)
(辻堂 / レストラン(その他))
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8月の下旬というのにまだこの世に、この大地に生を受けるものすべてが強い熱を受け、生きる事の厳しさに耐えているような日。その悲痛とも言える心と体の苦しみをそっと癒してくれる一夜でした。(8月下旬の訪問)
再訪です。真夏の、決して魅力的な食材が豊富な季節ではありませんがさすが一流の料理人は素晴らしい逸品の数々で堪能しました。2時間程度でしたがその間に料理人の発想力、想像力に加え見事な調理技術を楽しめました。
先付けは2段のように。下が万願寺唐辛子のあま皮こしらえで雲丹がのっています。上は新里芋のすくい豆腐で中は湯葉のジュレ風。里芋の葉が見事な舞台を供しています。
椀は茶豆のちょうよう蒸しでカサゴが一緒に。浜辺の華の丘ひじきがトッピングされています。
お造りは本鮪、平目、だるまイカでイカの細い切り目が涼しげです。きちんとかき氷が下に敷かれていました。
涼風八寸は小品が集合して壮観な絵巻物。海老を畑のごぼう揚げしたもの。焼蛤、三つ葉と鱧、蛸の小松菜添え、湯むきトマトと昆布、カマスなどがそれぞれ衣装をこらしていて非常に楽しめます。
魚料理はマナガツオで炭火焼でカボスが味わいを増し、のり寿司も添えて。
炊合せはぐじ(アマダイ)の新蓮根団子添えで朝どりの茄子も。それから路地みょうがのご飯。これはほぐした白身魚が混ぜられていますので食が進みます。おこげも頂きました。
最後はソルダム(すもも)の真紅の煮込み菓子。新鮮な味わいです。
なお、最初の6枚が今回の写真です。
2007.6.1のレビュー
以前、NYに住んでいた時に不思議な話を聞きました。現地で会社を経営している日本人の方が出張で東京へ来た時の事です。その方の知人がある和食店へと案内してくれたそうです。ただ「1時間ほど眠っていればいい」と言われて車で茅ヶ崎方面へ連れてこられました。
目を覚ましたら夜なので辺りは真っ暗でどこに来たのかまったく分かりません。それで民家のような渋い和食店で実に美味しい和食の数々を堪能したそうです。
私は茅ヶ崎の住民ですからいろいろなヒントを挙げてどこにある店か探りましたが、ご本人は国道1号線からは近いようだという事、小さな和食の店だったという事しか分かりません。
それから日本に帰国してから徹底的に調べましたがなかなか分かりませんでした。ようやく知りあいの食通の奥様からこの「夢窓」の存在を聞いて判明した次第です。NYの社長から話を聞いてから実際に訪問するまで6年かかりました。
場所は国道1号線の藤沢と茅ヶ崎の境目辺り。付近は比較的古い普通の住宅街でどこに店があるのかまったく分かりません。大体この辺りだというところに店の小さな看板が置いてありました。店の構えも地味でごく質素なもので普通の古民家にお呼ばれされたような雰囲気です。
中へ入れば華美な装飾など一切なくてあの社長の言うように渋さが目立つ簡素なものです。ただ、庭や簾なども含めて、もしあの千利休が若かりし頃にこの世にいて和食店を持ったなら、もしかしてこのような店になるのではないかと想像させるような「自然の中に住まう」というような侘び、さびを強く感じます。
昼の「ミニ懐石」(5250円)を頂きました。
食前酒の杏子酒と一緒の先付けは筍の重ね盛りです。新鮮でまるで刺身のような筍がうどや炙りホタテなどとともに重ねてあります。歯ざわり、味わいともに新鮮で爽やかそのものです。
椀は豆の山芋寄せ。白いんげん豆が山芋に包まれてすっきりとした味わいです。菜の花がアクセントとなって季節感を演出しています。
お造りは本鮪、平目、やりイカ。特にやりイカには繊細な仕事が施してあって旨みが問いかけるように舌に訴えます。
八寸は大きめの四角い木の皿に乗って目にも鮮やかに盛られています。百合根揚げ、新玉葱の寿司、青豆、こんにゃくと海老と胡瓜の串など。竹の串や取り箸など竹を使用した手作りのものでそのもてなしの心が食べる側に伝わります。
焼き物は桜鯛の蕗の薹味噌味と春子(椎茸)で真ん中にこしあぶらの天ぷらがあり季節の心憎い配置でしょうか。味わい深い逸品です。
止め鉢は野菜の炊き合わせで蕪と芋のしんじょう。ご飯は牛蒡の炊込みご飯と赤だしにお新香で〆は水菓子で苺と湯葉プリンです。
決して華美に走らず素材の持ち味を活かすことに重点を置いた逸品の数々。庭では午後の陽射しを受けた草花が心地よさそうに風と戯れています。
春もまだ遠慮がちの、もう少しそっとしておいて欲しいと訴えかけるような眺めと、それでも目覚めから湧き出るような生命力が織り成す繊細な季節感。その自然界の営みにあまり手を入れずに素材と人間の感性を巧みに結びつける主人の料理の冴えに脱帽しました。
訪問は4月末。