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| 店名 | ル・パッサージュ (Le Passage) |
|---|---|
| ジャンル | フレンチ |
| TEL | 078-241-7118 |
| 住所 | 兵庫県神戸市中央区山本通1-7-11【2006年12月神戸市中央区中山手通1より移転】 Demainビル 5F |
| 営業時間 | 12:00~14:00(L.O) 18:00~21:30(L.O) |
| 定休日 | 火曜日 |
| 平均予算 |
最も多くの方が実際に使った金額です。 →予算分布を見る [夜] ¥15,000 ~¥19,999 | [昼] ¥6,000 ~¥7,999 |
| 用途 |
多くの方がおすすめする用途です。 →用途分布を見る デート |
| 初投稿者 |
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神戸フレンチは全体的にレベルが高く、文化が根付いている土地だと思う。
(国内で相対的に判断すれば)
その中でもいくつか行ったうち
(それでも神戸食事情の経験総数はまだまだ少ないけれど)
僕はここが一番好きだ。
というよりもここの春名シェフの矜持たる思いには畏怖の念を僕は抱く。
それくらい、静かに聳え、屹立とする。
大人が来るところ、品格を試されるところ。
僕は勝手にそう思い/春名さんもそう思って(いるはずだ)自分を試してみたくなる。
そして、まだまだだなと感じ、そこ安心し目標の再設定を行える。
(あ!もちろん気軽にも行けると思う。デジュネ訪問とかなら尚更。)
本日のメニューはアラカルトでチャレンジ。
店内に足を踏み入れ、このメヌウを手渡され、選び取っていく時間がとっても好き。
スタンダードオノマトペで言えば、ワクワク/ゾクゾクする。
さあ、ソムリエ-ルの方とも相談し(この時間も好き)、なんだかいい感じの流れが出来たゾ。
Macon Peronne VV(マコンペロンヌ)を頂きながら、
まずは春名シェフスペシャリテ
《フランス産の卵とフォアグラのシンフォニー》
これは電話予約時にすでにオーダーしてあったくらいの楽しみだった一品。
見た目からそうだが、このシンプルさ。
味も、シンプルにスタンダードに、衒うことなく、噛み締めさせてもらった。
フォアグラのやわらかい食感と卵の弾力と相俟ってくる。
なんだろう、ここまで確実にフォアグラがフォアグラとして胡坐をかかず、
強者(高級食材として)のプライオリティー/プライドを押し付けない一皿は初めてだ。
強く主張せず、シンプルに旨い。春名シェフの矜持、この一皿にあり。
そして次は、鮑。
《鮑のグリル ヌイユ添え》
ポワソンを選ぶつもりはなかったのだが、メニューに食材としての「鮑」とだけ載ってあるのを目にし、
この一文字から逃げられなくなった(笑)
料理/調理方法はお任せで、前後のお皿でソースを変えたりするとの事。
シェフとの話し合いの末(笑)、鮑をグリルし、ヌイユを添えた一品に決定!
ソースはパセリと鮑の肝を叩いたもので作ってもらった。
鮑は僕の中のクリエイションが及第点だったのか、それほ迫ってくるものはなく、
それよりかは、作ってあったというヌイユとソースが美味であった。
鮑とヌイユを食し終わったあとのお皿に残るソース達は、スープの現前で僕を楽しませてくれた。
パンを乗せて。
ここでワインを赤のラングドッグ地方のコンダミンに変更。
力強いアロマが一瞬にして立ち込める。
そしてそして肉のメイン
《一枚開きの鶉 山芋クレープのせ ジロール茸添え》
これもなんと特別メニュー!
「鶉のジロール茸添え」というアラカルトメニューと
「鶉のクレープ乗せ」というまた別のコースメニューがあり、その二つを一緒にしてもらったのだ!
ジロール茸と一緒に食べたらどうなるんだろう。山芋のクレープをのせるってどういう感じなんだろうという二つの拮抗する衝動が抑えきれず(笑)お願いしてみました。
そして、そしてこれは見事に大成功!
一口入れた瞬間、怒涛の衝撃が僕の全身の動脈/静脈を揺さぶる。
舌根から、鼻腔から、口腔から、咽頭ため息ばかり。
これを待っていたのだ。僕はこれを待っていたのだ。
そうとでも言わんばかりの、幸福感。
鶉のキュイソン(火入れ)加減と山芋のクレープを一緒に感じる得も言われない感。
人生における喪失と獲得を同時に味わせてくれるかのようで。
食後に春名シェフに色々とお話を頂ける。
【切り口】が大切とのシェフの哲学/矜持の数々。
そしてフレンチ業界の?エピソードなど(笑)とてもとても面白かった。
僕はその料理と言葉の前で自分の位置を確認できる。
まだまだだと。
贅沢な美食と熱い想いをもらえた一日でした。
その日はなかなか寝付けず、翌日もその感動は持続。
本当に本当にありがとうございました。