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| 店名 | おぎのや 横川本店 |
|---|---|
| ジャンル | 釜飯 |
| TEL | 027-395-2311 |
| 住所 | 群馬県安中市松井田町横川399 |
| 営業時間 | [月~金] 8:30~17:30 [土・日・祝] 8:00~18:00 |
| 定休日 | |
| ホームページ | http://www.oginoya.co.jp/ |
| 平均予算 |
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| 用途 |
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| 初投稿者 |
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―━―━ 釜 飯 駅 弁 発 祥 の 地 ―━―━
「おぎのや」は、明治18年創業で約120年の歴史を誇る、
日本最古の「 釜 飯 駅 弁 」を販売した、
釜飯駅弁の聖地のようなお店です。
一方、明治18年10月に、ここで発売された、
日本初の駅弁といわれるものは、
竹皮でおむすび3個と沢庵を包み、
当時の価格で5銭で販売していた、
「駅弁おむすび」だったそうです。
一般に駅弁といっても駅で売られているだけで、
駅弁マークがないものがありますが、
おぎのやのお弁当には、
ちゃんと駅弁マークがついています。
さて、厳密にいうと駅弁発祥の地と名乗りをあげるのは、
東北や宇都宮など各地にあるので、
ここでは、おぎのやが製造する「元祖釜飯駅弁」である、
「峠の釜めし」を取り上げて紹介します。
―━―━ ま た 買 っ て し ま っ た ・・・ ━―━―
この釜飯は昭和33年2月1日に横川駅にて発売された、
大ベストセラー駅弁です。
前述のとおり日本初の釜飯駅弁だといわれており、
同年の10月18日には、
昭和の天皇陛下様が富山で開催された国体への行幸の際、
横川駅にて積み込まれたこのお弁当を、
記念に食べていかれたそうです。
今でこそ全国各地に釜飯駅弁がありますが、
当時は陶器に入ったこの駅弁が大変珍しかったそうです。
正直、この釜飯の味については、
まったく期待しなくてよいものです。
かなり幼少の頃、軽井沢に向かう途中で、
親に分けてもらって味わったことを覚えていますが、
まだリアル消房だったとはいえ、
その頃は「釜飯」という言葉の響きも重なって
とても美味しく感じた記憶があるのですが、
当時感じた味とは、すでに別物だとわかっていても、
ついついこの場に来ると、
また購入してしまう負け組みな私です。
平成7年にはすでにセントラルキッチンの、
釜飯製造工場がオープン済みなので、
よほどの味の改良がない限り、
子供だった私の舌が間違っていると思います。
味については今ではかなり不満ですが、
旅情も重なって「もしかしたら、おいしくなってるかも?」
「やっぱ買っちゃおーかな?どうしよう…」
「やっぱやーめた!」
「……すみませ~んコレ下さ~い」というように、
根拠のない期待感が湧き出て、
また買って食べてしまう恐ろしい駅弁です。
食べた後は自己嫌悪に陥り、
東京からだと経由地の高崎あたりで、
「だるま弁当」あたりにしておけばよかったと思うのですが、
ここに訪れるとなぜか学習能力がリセットされ、
また購入してしまうのです。
内容はというと、杏・鶏肉・ごぼう、
竹の子・うずら・栗などが入っていて、
その中の杏は引き立て役なのか邪魔なのか、
実に理解しがたい存在です。
お米はパサパサで、「待って、ひょっとして私たちは、
おぎのやに試されているんじゃないの!?」と思うほど、
釜飯だけにカマをかけられたような、
本当に素っ気ない味なのです。
それなのに「峠の釜めし」という名前の響きは、
日本人の心の琴線に触れるのか、
ついつい買ってしまう恐ろしいポテンシャルの駅弁です。
価格は、駅弁では普通となってしまった900円ですが、
この内容でこれは実に高いです。
1000円を取らないところに、
無理に良心を感じて妥協するしかありません。
(昔は釜を返すと100円返金だったそうです)。
味よりも旅情を追求したい方に絶妙な味付けなのでしょう。
全国駅弁フェアなどで手に入りますが、
やはりここ横川で食べなければ、
そのような心境はわからないと思います。
―━―━ 食 べ 方 に こ だ わ ろ う ━―━―
ここは駅弁に対する姿勢が試される釜飯駅弁の聖地です。
天皇陛下様もお召し上がりになったありがたい駅弁ですし、
あくまで駅弁なのですから店舗ではなく、
鉄道に関連した場所で食べなければ絶対ダメです。
どこで誰が見ているかわかりません。
お茶はジェイアール高崎商事の大清水系でキメて下さい。
釜は持ち帰ってペットのエサ入れ、お父さんの灰皿、
丸美屋等の釜飯の素を使って、
峠の釜めしを自宅で寂しく再現など、
小市民的な再利用法の可能性は無限大です。
軽井沢駅(ここでも販売してます)に行く途中に立ち寄る場合、
JR線利用だと、ここから接続がバスなので、
ここで食べておきましょう。
横川駅から高崎駅(ここでも販売してます)に向かう場合、
横に並んで座る「ロングシート車両」が運用されていますので、
皆に注目されて杏を落としてしまう可能性があるのと、
テーブルがないので食べにくいので注意して下さい。
とても気軽には行けない立地ですが、
機会があれば一度だけでも試すのは悪くないと思います。
駅弁は日本の誇る素晴らしい文化ですね。